北海道ブロック鍛練会(函館)



合点 作      品 作 者 選     者
29 〇⇒⇒第1回句会 ***** 〇⇒句会場 北海道松前町よこはま荘       
25 姥百合の実の確々と白光す 佐藤凉宇子 主宰 貞雄 孝 比呂子 いづみ   
25 海風に山風に向き稲架襖 すずき巴里 貞雄 孝 凉宇子 早智子 比呂子   
24 鮭釣りの海釣るやうに並びをり すずき巴里 孝 稜 淳子 ○比呂子   
23 浦々に川それぞれの鮭の川 西田 孝 ○主宰 ○凉宇子 克美  
23 二番草刈り込み雁の渡る頃 すずき巴里 早智子 悠乃 いづみ  
23 ななかまどひたすら紅し七重浜 北村淳子 貞雄 早智子 いづみ  
23 磧清し稀に遡上の鮭悲し 西田 孝 貞雄 稜 凉宇子  
23 血脈の桜木に雪ばんばかな 西田 孝 主宰 凉宇子 淳子  
23 北限の杉の秀の冷えトラピスト 園部早智子 主宰 凉宇子 淳子  
23 群好きの一つ礁に秋の海猫 園部早智子 貞雄 孝 稜   
23 覚めてたもれ秋を昼寝の臥牛山 西田 孝 稜 ○凉宇子 克美  
22 秋の蚊や石段ずらす大欅 松川悠乃 比呂子 いづみ  
22 夕映えの福山城や一位の実 北村淳子 貞雄 悠乃  
22 鮭の群ひしめく程は塑らざり 園部早智子 比呂子 克美  
22 夕闇に清らむらさき鳥兜 佐藤凉宇子 ○孝 克美  
22 藩主の墓銀杏の黄落ち放題 半田 稜 主宰 淳子  
22 さきがけの鮭の水輪のやわらかし 田中貞雄 主宰 孝  
22 函館やかもめ優々馬肥ゆる 佐藤凉宇子 孝 早智子  
22 秋惜しむ松前沖のはねず色 田中貞雄 ○克美 いづみ  
22 秋深し松前墓所の夕間暮れ 佐藤いづみ ○貞雄 比呂子  
22 ひやひやと側女の顔の栗鼠走る 西田 孝 凉宇子 克美  
22 トラピストの急坂転ぶ栗の毬 北村淳子 主宰 いづみ  
22 白樺の片蔭濃ゆし秋麗 松川悠乃 比呂子 克美   
22 栗弾き一国匂ふ松前城 石坂比呂子 稜 悠乃  
22 やり鶏頭の並び歓迎松前城 吉田克美 貞雄 早智子 比呂子  
22 聖堂の紅一点や一位の実 佐藤いづみ 主宰 凉宇子  
22 秋天下隈なく廻る牧草車 田中貞雄 早智子 悠乃  
21 日盛りの銀波に淀む鮭の群れ 松川悠乃 稜  
21 海光に鵜のシルエット秋寂ぶる 園部早智子 ○淳子  
21 銀鼠に暮るる海峡陣屋跡 松川悠乃 いづみ  
21 鮭遡上海面叩き川叩 石坂比呂子 凉宇子  
21 函館は過疎めき炎ゆるななかまど 石坂比呂子 克美  
21 鮭の風僧院抜けてルルドまで 半田 稜 凉宇子  
21 二の門に待ち受けており秋薮蚊 佐藤いづみ 悠乃  
21 ほつちやれ鮭の白きむくろや茂辺地川 北村淳子 ○いづみ  
21 沖津秋波どんと構へる臥牛山 田中貞雄 淳子  
21 秋深し函館のまち寺多し 佐藤いづみ 比呂子   
21 海猫帰るつかず離れず函館山 北村淳子 稜   
21 俯瞰せる日本列島豊の秋 北村淳子 悠乃  
21 藪蘭の紫紺の深みトラピスト 園部早智子 貞雄  
21 林檎甘しお岩木山のよく晴れて すずき巴里 稜   
21 さくら色に天守を染める秋夕日 佐藤いづみ 悠乃  
21 手負ひ鮭に網揺らすごと鎮むるごと すずき巴里 早智子  
21 トラピスト坂のま中の秋あざみ 佐藤凉宇子 悠乃  
21 歩巾てふ使徒の歩みや秋薊 半田 稜 孝  
21 ななかまど北国の空いよよ濃し すずき巴里 いづみ  
21 キリシタン合掌墓石の秋の声 吉田克美 淳子  
19 〇⇒第2回句会 *****   
15 雁風呂に良き枯枝のそこここに すずき巴里 貞雄 ○淳子 比呂子 早智子 ○悠乃   
14 秋うらら獣の糞も蝦夷地なる すずき巴里 孝 稜 凉宇子 比呂子  
14 沖雲のたなびく烏賊の舟溜 松川悠乃 主宰 早智子 比呂子 ○いづみ  
13 早煮の秋の昆布を思し召せ 西田 孝 凉宇子 ○比呂子 いづみ  
13 柵列に添うて添はずの水引草 佐藤凉宇子 貞雄 稜 早智子  
13 南部鉄瓶確と炉鉤に秋灯下 田中貞雄 孝 淳子 いづみ  
13 秋潮の近し鰊のこゑ遠し 西田 孝 ○主宰 稜 凉宇子  
13 木の実晴れ土偶の歩み出しさうな すずき巴里 ○貞雄 ○孝 凉宇子  
12 中空土偶人の位に秋思かな 吉田克美 稜 悠乃  
12 濡れてゐる千草の山の青草は 西田 孝 貞雄 ○凉宇子  
12 小鳥来る会津アイヌの墳墓の地 すずき巴里 悠乃 いづみ  
12 縄文に触るる石皿竜田姫 佐藤凉宇子 稜 早智子  
12 文庫倉の四重扉秋深し 北村淳子 ○主宰 貞雄  
12 山ぶだうアイヌの墓に惑ひたる 北村淳子 孝 比呂子  
12 僅かなる土偶の傾ぎ秋思かな 佐藤いづみ 主宰 克美  
12 追分けやたぬき通りの温め酒 半田 稜 孝 比呂子  
12 紅紫檀斎く屈葬墓標群 田中貞雄 孝 悠乃  
12 燈下親し初目笠子を崩し食む 田中貞雄 孝 凉宇子  
12 墳原をバツチワークに豚菜の黄 田中貞雄 淳子 いづみ  
12 見晴らしのよき殿舎跡秋の海 松川悠乃 淳子 いづみ  
11 銀杏の降りふる隠れキリシタン 園部早智子 孝 
11 藁ぼつち整然として駒ヶ岳 佐藤凉宇子 悠乃  
11 身に入むや重き戸軽くコロの上 石坂比呂子 ○早智子  
11 笹の春行けど行けども波平 園部早智子 克美  
11 穂芒の光陰アイヌ蜂起の地 松川悠乃 克美   
11 神の留守波路遥かに定置網 北村淳子 貞雄   
11 館跡に玉石敷かれ花野風 石坂比呂子 ○克美   
11 仄暗き奧間の土偶秋深し 佐藤いづみ 貞雄   
11 秋薊墳墓を隠す丈であり 半田 稜 悠乃   
11 秋晴や争乱あとの墳墓群 松川悠乃 いづみ   
11 藁ぼつち奧に聳える駒ヶ岳 佐藤いづみ 主宰  
11 聞き書きの揃い旧家の秋いろり 松川悠乃 克美  
11 岩礁に砕く白波山粧う 佐藤いづみ 凉宇子   
11 水平線秋雲低く低く沿ひ すずき巴里 克美  
11 いつぽんの秋の薊のいよよ濃し 西田 孝 淳子  
11 底紅や生活道具の文庫蔵 吉田克美 早智子  
11 秋青空切り裂く如く駒ヶ岳 佐藤いづみ 克美  
11 猫横断釣瓶落としの昆布町 半田 稜 比呂子  
11 食べかけの唐黍旅の冷蔵庫 松川悠乃 淳子  
11 とりかぶと夷酋列像残す藩 半田 稜 悠乃  
11 草紅葉生涯共に足形の子 吉田克美 ○稜  
11 みんなみは客殿の跡小鳥来る 佐藤凉宇子 ○主宰   
11 秋潮の碧濃し岬曲がるたび 田中貞雄 主宰  
11 朝の月北の城下の檜風呂 半田 稜 いづみ  

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