■日時: 令和7年1月18日(土)  ■句会場: 北区滝野川会館  ■参加者: 25名  ■句会メモ

合点 作      品 作 者 選     者
11 双子です女の子です初電話 すずき巴里 貞雄 隆 〇ひろ子 香 〇讃良 〇一美 〇るりこ 〇克美 〇邦子 〇靖舎 ゆみ子  
7 金継ぎの九谷茶碗や初点前 金田けいし 主宰 〇香 ひろ子 讃良 るりこ 〇ゆみ子 邦子  
6 母𠮟り子に叱られて年暮るる 斎藤るりこ 貞雄 隆 讃良 一美 香 克美   
4 除夜詣帰路は星座を指差して 戸塚邦子 主宰 讃良 克美 〇るりこ  
4 こころざし秘めて仰ぐや寒満月 中島讃良 貞雄 香 靖舎 ゆみ子  
4 寒の入り老いて出口を探しけり 長倉美季 〇隆 〇ひろ子 香 邦子  
4 寒中の古刹の井戸の水煙 樋口文巴 主宰 ひろ子 るりこ 靖舎  
4 少年の眼差し残し凧作り 長倉美季 主宰 隆 〇讃良 一美  
4 潮風も薬味や船上鍋うどん 田中一美 貞雄 香 ひろ子 邦子  
4 しきたりは一つ小さき松飾り 金子つとむ 〇主宰 克美 靖舎  
4 千本のさくら冬芽の息づかひ 渡部次代 主宰 貞雄 〇ひろ子 讃良  
3 足跡や昭和百年初御空 佐藤満智子 隆 靖舎 邦子  
3 町名は城下の名残雪しまく 竹田ひろ子 〇主宰 るりこ 邦子  
3 マリーナの出入り忙しくすでに春 田中貞雄 隆 ひろ子 邦子  
3 巳の年や脱皮をはかる年男 金子つとむ 隆 ひろ子 一美  
3 文楽のかつと眼を向く初春へ 佐藤満智子 るりこ 香 〇ゆみ子  
2 ご利益のあるなし問はず初詣 岩永靖舎 隆 るりこ  
2 初場所の終り熱気の去りし居間 長倉美季 主宰 一美  
2 お年玉渡す喜び元気得し 田上ゆみ子 貞雄 一美  
2 寒に入るひとりの時の部屋広し 竹田ひろ子 主宰 隆  
2 大往生てふ初星を仰ぐかな すずき巴里 貞雄 るりこ  
2 手話の指冬夕焼に染まりゆく 中島讃良 〇主宰 〇邦子  
2 目の前の柚子湯のゆずに頬寄せり 川南隆 克美 ゆみ子  
2 七草や亀甲編の手提げ籠 金田けいし 主宰 讃良  
2 年迎ふ命のしみを洗ひ流し 阿部綾子 〇香 〇靖舎  
2 新玉の時代駆け往く北斎画 佐藤弘香 〇一美 〇克美  
2 句敵と分け合うベンチ寒牡丹 佐藤正代 讃良 邦子  
2 時刻表開く夫婦の冬の旅 戸塚邦子 ひろ子 靖舎  
1 幻想の雪に潜みし魔物かな 竹田ひろ子 靖舎  
1 初詣終へて倖せ玉こんにやく 佐藤玲華 貞雄  
1 老犬に新しき服春を待つ 佐藤正代 讃良  
1 寒き夜の夢にタンチョウ訪ひ来たる 阿部綾子 るりこ  
1 手のひらに風花おりて消えてゆく 田上ゆみ子 〇隆  
1 パックする夢の途中の初鏡 阿部綾子 香  
1 編棒に十指あづけて孫(こ)のマフラー 金田けいし 一美  
1 紅白の万両育て年迎ふ 佐藤玲華 一美  
1 何もかもなほざりになる去年今年 田中貞雄 靖舎  
1 枯葉あり表と裏と生と死と 川南隆 貞雄  
1 旅に来し月夜はつらら打ちつらね 降幡加津 邦子  
1 冬鳥の影曳く空に茜雲 岩永靖舎 ゆみ子  
1 独り吟行句帳片手に日向ぼこ 戸塚邦子 ゆみ子  
1 ケーキ屋の兄さんサンタ呼び込み中 吉田克美 一美  
1 隈笹の払いし雪に枝跳ねる 佐藤いづみ 香  
1 無心にて冬満月のひかり浴ぶ 佐藤弘香 讃良  
1 凛としてどこか淋しき冬薔薇 佐藤弘香 克美  
1 通学路の頭を垂れし実南天 磯部香 ゆみ子  
1 見返へして昭和百年年新た 岩永靖舎 克美  
1 松過の鳥居をくぐる会社員 下平誠子 るりこ  
1 娘に伝ふ夫の直伝年越そば 下平誠子 克美  
1 見事なり皿積み上げし女正月 磯部香 ゆみ子  
1 吹雪霽れまほらと化する銀世界 金子つとむ 克美  
1 限りある生命と叫べ年明くる 佐藤満智子 ひろ子  
1 切なうて気持ち萎えしか雪だるま 川南隆 貞雄  
1 売出しの幟はためく空つ風 下平誠子 ゆみ子  
1 父母亡くて実家の縁や餅届く 田中一美 ひろ子  

◎ 主宰の特選句の講評はろんど誌に掲載されます。

 〇  2月の本部句会の御案内

    日 時  2月15日(土)
   
    句会場  北区滝野川会館 午後1時より

         当季雑詠3句 出句控1枚 投句料千円
     
         欠席投句者は各担当者まで郵送ください。