■日時: 令和7年12月20日(土)  ■句会場: 北区滝野川会館  ■参加者: 25名  ■句会メモ

合点 作      品 作 者 選     者
7 バンザイと言わせセーター着せ脱せ 佐藤正代 ○主宰 貞雄 ひろ子 讃良 ○一美 ○靖舎 裕子    
7 晩年のその先見ゆる帰り花 阿部綾子 貞雄 讃良 ひろ子 靖舎 ○ゆみ子 香 京子  
5 稜線を鴇色に染め冬夕焼 佐藤いづみ ○つとむ ひろ子 綾子 邦子 京子    
5 胸襟をよせあふ夕べ鴨の群 渡部次代 貞雄 ○つとむ 讃良 一美 綾子   
5 この池と何故に決めたか百合鷗 斎藤るりこ 主宰 ○ひろ子 ○隆 靖舎 裕子  
5 なすがままあるがままにと冬麗 戸塚邦子 貞雄 克美 靖舎 京子 裕子  
5 冬青空メタセコイヤは祈りの樹 新井京子 貞雄 ひろ子 讃良 ○綾子 裕子  
5 年の瀬の動けることの幸思ふ 田上ゆみ子 つとむ 隆 克美 綾子 香    
4 落葉掃く軽きリズムの竹箒 金田けいし 讃良 ○一美 ゆみ子 邦子   
4 雪うさぎ幸せさうに出来上がる すずき巴里 ○讃良 一美 克美 香   
4 追ひ掛けて追ひかけられて去年今年 竹田ひろ子 貞雄 克美 ゆみ子 裕子   
4 身の丈に合った暮しや年暮るる 佐藤満智子 靖舎 ゆみ子 ○邦子 ○京子  
4 冬空を埋めつくすやう摩天楼 斎藤るりこ 主宰 つとむ ひろ子 靖舎   
4 年末の図書館に居るお父さん 樋口文巴 主宰 貞雄 隆 ○裕子    
4 水鳥の浮き寝に降り来日の光 中島讃良 主宰 つとむ ゆみ子 京子   
4 黄落や茂吉の丘を踏みて行く 降幡加津 一美 京子 邦子 ○裕子 
4 老いてなほこなす慣はし歳の暮 長倉美季 隆 克美 一美 ゆみ子    
4 雪嶺の四方に輝き我が故郷 すずき巴里 貞雄 ひろ子 邦子 京子  
3 枯蔦の迷路生まれし白き壁 戸塚邦子 つとむ 綾子 ○香  
3 小春日や絵馬に描きたる外国語 長倉美季 綾子 邦子 香  
3 ビル街の夜道の明り焼芋屋 金田けいし 一美 ゆみ子 裕子  
3 男声合唱団地声裏声あり聖夜 伊藤裕子 主宰 讃良 ゆみ子  
3 冬の陽の父母存します仏間まで 佐藤正代 主宰 ○隆 ○讃良 
3 晴れ渡る都会孤高の冬満月 田中一美 ○主宰 ○ひろ子 克美  
3 飯豊朝日あかるく霞む冬はじめ 渡部次代 主宰 讃良 克美   
3 とどめなき涙の様や木の葉散る 田中一美 ○隆 ひろ子 香  
2 湯豆腐やしばしの憩い娘と一緒 降幡加津 一美 裕子    
2 大池のさざ波静か園小春 中島讃良 ○京子 邦子  
2 冬菫そつと迎へる渡し舟 まつのたく 讃良 隆    
2 句集上梓の師の背ナ広し小春かな 渡部次代 主宰 ひろ子    
2 裸木の赤子のごとく輝けり 川南隆 ○克美 ○ゆみ子    
2 そば処牡丹冬芽の勇ましき 佐藤玲華 靖舎 香   
2 紅葉や国籍問はず皆歓声 岩永靖舎 ○香 裕子   
2 川風を全身に浴び冬木立 佐藤いづみ 隆 ゆみ子   
2 朝日差す微塵のひかり冬の川 金田けいし つとむ ○綾子  
2 居座るや三泊四日冬将軍 長倉美季 ○克美 一美   
1 山茶花満開熟女賑はふ様なりき 吉田克美 ○つとむ  
1 富士山の雪煌めきて空清し 磯部香 綾子  
1 陽の射して水面に列す鴨の陣 岩永靖舎 香    
1 眼裏に冬満月を抱き寝る 中島讃良 京子    
1 勿体無や柿の木伐られ冬に入る 金子つとむ 靖舎  
1 印旛沼の葦そのままに枯れてをり 斎藤るりこ 隆  
1 沢庵を漬け終えし母笑みこぼる 田上ゆみ子 隆   
1 身ほとりの紅一点やポインセチア 竹田ひろ子 一美  
1 落葉散る送迎バスの屋根に散る 佐藤いづみ ○主宰  
1 今朝の雪里の雪道登る夢 吉田克美 邦子   
1 炉火映り熊の剥製義眼かな 阿部綾子 邦子   
1 フレイル体操器具のあまたの冬日差し 吉田克美 主宰  
1 それぞれの老々介護花八手 磯部香 靖舎  
1 霧ふかき置賜目差すフオグランプ 佐藤玲華 主宰  
1 慰霊碑に祖父の刻名花八手  岩永靖舎 綾子  
1 花八手卒寿の姉のことしきり 新井京子 ○靖舎    
1 雪明かり坂本九の歌うたふ すずき巴里 ○邦子    
1 幼き日ただ々嬉し年の暮 竹田ひろ子 香    
1 湖の隅まで青し鴨の群 新井京子 克美  

 
  ◎ 主宰の特選句の講評はろんど誌に掲載されます。

   
   ※ 令和8年1月から本部句会の会場が変更になります。

  
     句会場  花見川公民館

     日 時  1月22日(木)午後1時  毎月第4木曜日

     投句先  磯部香さん(詳しいことはろんど1月号に掲載されます)

     当期雑詠3句・出句控1枚・投句料千円(従来通り)



     ことしも残り少なくなりました。どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。