関西ブロック鍛練会 ≪京都・嵯峨野≫

  ■日時: 令和5年2月14日  ■句会場: 落柿舎「次庵」  ■参加者: 20名  ■吟行先: 野宮神社・竹林の道・落柿舎・去来墓

合点 作      品 作 者 選     者
7 落柿舎の庭の静けさ寒あやめ 田伏博子 主宰 英子 惠美子 圭子 〇訓子 孝子 〇美季     
6 如月やひさぐ小店の七味筒 池端幸恵 主宰 稜 〇英子 博子 三和子 ゆみ     
6 去来墓春の嵯峨野の千の風 池端幸恵 〇主宰 惠美子 〇博子  〇いく子 いつ女 美季     
5 亀石を撫でるネイルの春袷 岡本三和子 凉宇子 英子 亞こ るり子 美季     
5 嵯峨日記ページをめくる木の芽風 伊藤訓子 〇稜 凉宇子 惠美子 るり子 成人     
4 篁に湾曲の竹亀鳴けり 佐藤凉宇子 惠美子 圭子 博子 幸恵     
4 竹百幹嵯峨野に黙の冴返る 池端英子 惠美子 小夜子 〇孝子 いつ女     
4 この橋を渡れば嵯峨野竹の秋 永田圭子 稜 惠美子 小夜子 美季     
4 落柿舎の籬に集ふ春田風 池端幸恵 〇主宰 凉宇子 惠美子 敏子     
4 拈華微笑ただ浅春の去来墓 池端英子 〇惠美子 〇三和子 成人 幸恵     
4 落柿舎の沓脱石や春霞 斎藤るり子 主宰 惠美子 圭子 三和子     
4 小柴垣混みおうてをり春動く 中村いく子 凉宇子 博子 孝子 美季      
4 西行井戸の蓋のつやめく春時雨 佐藤凉宇子 英子  博子 〇亞こ 成人     
4 軒や春陰しつとりと蛍壁 池端英子 凉宇子 訓子 三和子 いつ女      
3 落柿舎の刻ゆるやかに実万両 中村いく子 主宰 稜 敏子   
3 去来墓へ石段五つ花あしび 日下部亞こ いく子 るり子 三和子   
3 料峭や嵯峨野路の竹十萬稈 佐藤凉宇子 惠美子 〇成人 幸恵   
3 竹林の光じぐざぐ春寒し 半田稜 主宰 凉宇子 惠美子   
3 たゆたふと竹は歌碑へと冴返る 能登ゆみ 凉宇子 亞こ いく子   
3 落柿舎の芽吹きの木々やひかり満つ 伊藤訓子 亞こ るり子 いつ女   
3 竹林の透けて音なく冴返る 田伏博子 英子 孝子 ゆみ   
3 人力車の赤い膝掛け春寒し 硲いつ女 英子 〇小夜子 三和子   
3 野宮の苔豊潤の春時雨 佐藤凉宇子 圭子 いく子 いつ女   
3 春の雪いなせな俥夫の駆け抜ける 三住敏子 亞こ 成人 いつ女   
3 竹林の透ける寒さの道であり 有本惠美子 主宰 稜 博子   
3 落柿舎のそびら烟るや春しぐれ 日下部亞こ 主宰 敏子 〇いつ女     
3 春の雪付け落柿舎の花名札 斎藤るり子 主宰 〇凉宇子 美季   
3 みの笠に元禄を嗅ぐ京の春 村田成人 凉宇子 惠美子 敏子    
3 野の宮のバス停前の焼芋屋 長倉美季 主宰 稜 英子   
3 武士捨てし去来の庭や寒あやめ 佐藤凉宇子 圭子 成人 幸恵   
3 西行の使ひし井戸の余寒かな 永田圭子 稜 るり子 美季   
3 陀寂の一句一鳴初音かな 村田成人 英子  〇惠美子 いく子   
3 小倉山笑ふ迄には間のありて 長倉美季 稜 三和子 ゆみ   
3 落柿舎にほのとひと色やぶ椿 岡本三和子 主宰 〇敏子 〇ゆみ   
2 ニン月の句会「次庵」の正座かな 神田小夜子 主宰 亞こ   
2 春寒や入れぬ道を人力車 神田小夜子 主宰 稜   
2 竹林のまばらに光る春の空 斎藤るり子 主宰 ゆみ   
2 浅春の神石撫づる異邦人 有本惠美子 英子 小夜子   
2 渡月橋に風出て春の凧となる 半田稜 〇惠美子 博子   
2 早春の中州の青鷺のぽつん 半田稜 〇凉宇子 〇圭子   
2 常寂光寺雨水に苔の煌めけり 能登ゆみ 〇るり子 幸恵   
2 曲がりても杉真っ直ぐに浅き春 永田圭子 凉宇子 ゆみ   
2 春の雪子宝絵馬を碧眼の 有本惠美子 稜 幸恵   
2 竹林をぬける春風異邦人 長倉美季 凉宇子 訓子   
2 鐘の音や厨に春の火吹き竹 池端幸恵 英子 訓子   
2 くろもじの小柴垣にも春日差 岡本三和子 主宰 ゆみ   
2 春しぐれ庵の茅葺き濡らすかな 斎藤るり子 小夜子 孝子   
2 寒明けて落柿次庵の小座布団 すずき巴里 〇稜 凉宇子    
2 水仙一輪俳諧奉行の庵なりし すずき巴里 いく子 るり子    
2 春時雨竹の精気の凛々と 中村いく子 英子 敏子   
2 草庵の三和土のかまど冴返る 日下部亞こ 主宰 凉宇子    
2 落柿舎のバレンタインの句会かな 伊藤訓子 稜 英子   
2 山裾に春遠からじ蓑と笠 岡本三和子 〇英子 訓子   
2 縁結び祈る乙女へ風光る 硲いつ女 英子 亞こ   
2 常寂光寺苔に被はれあたたかき 永田圭子 惠美子 敏子   
2 春の雪ぱらりと落ちて去来塚 硲いつ女 小夜子 美季   
2 春時雨翁を偲ぶ笠と蓑 田伏博子 主宰 英子   
1 春日差す透けて竹幹ひかりの斑 有本惠美子 成人   
1 野宮の凍て神石を撫でまくる 神田小夜子 訓子   
1 春浅き嵯峨野路をゆくトロの音よ 伊藤訓子 主宰  
1 野宮のじゅうたん苔や春きざす 平山孝子 小夜子   
1 道の辺の井戸に簀子や西行忌 池端英子 稜   
1 駅で買ふ出番なき傘春時雨 神田小夜子 稜   
1 竹林のしぐるる奥より人力車 田伏博子 小夜子   
1 バレンタイン去来先生墓にチョコ すずき巴里 凉宇子   
1 落柿舎の垣は寄せ垣寒あやめ 池端英子 〇主宰  
1 去来墓や小倉の山も春兆す 岡本三和子 孝子   
1 春の鳥阿弥陀如来の庭に来て 三住敏子 主宰  
1 花きぶし土の去来を山の風 半田稜 〇主宰  
1 脱藩の土佐四天王おらが春 村田成人 〇幸恵   
1 嵯峨野春浅きを赤き人力車 すずき巴里 〇稜   
1 早春の竹林風のさやぎかな 伊藤訓子 孝子   
1 人逝きてなお碑は残り二の替 村田成人 圭子   
1 小倉山裾野に眠る去来墓 平山孝子 いく子   
1 野宮の苔青青と春しぐれ 日下部亞こ 訓子   

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