■日時: 12月18日  ■句会場: ゑくぼプラザ  ■兼題: 右  ■参加者: 13名

合点 作      品 作 者 選     者
6 病室の四角い窓に冬の虹 片山すゑ子 ひろ子 つとむ ○次代 禎子 正代 いづみ  
4 初雪をのせて戻りし猫の背ナ 渡部次代 いづみ 正代 ○とをる 真知子  
3 体調の一喜一憂実千両 河村啓花 ひろ子 いづみ つとむ  
3 小春日や人無き森の声を聞く 金田けいし ひろ子 ○玲華 ○禎子  
3 数へ日や陶の狸の大徳利 佐藤正代 ひろ子 つとむ 禎子  
3 神木の銀杏落葉や天と地に 竹田ひろ子 いづみ 禎子 真知子  
3 日向ぼこ栞代りの柿落葉 金田けいし 正代 とをる 真知子  
3 冬夕焼墨絵のやうな峰続く 河村啓花 つとむ 次代 正代  
2 初雪や住み馴れし街鎮めをり 片山すゑ子 ひろ子 真知子  
2 熊まつり昔も今も戦して 佐藤弘香 ○ひろ子 正代  
2 ふるさとの南瓜届くや冬至前 佐藤玲華 いづみ 禎子  
2 草の上たしかな厚み落椿 佐藤正代 次代 禎子  
2 柿たわわ鵯呼ぶ声の喜々として 佐藤弘香  ひろ子 禎子  
2 右で聞き左で忘る年の暮 竹田ひろ子 正代 真知子  
2 赤い羽根帽子につけて食べている 降幡加津 玲華 とをる  
2 マンションの影の延び来る停留所 佐藤いづみ とをる 真知子  
2 一番風呂たつた一人の雪景色 金子つとむ 玲華 真知子  
1 寄せ鍋や喜寿の末弟唄ひ出す 金田けいし 玲華  
1 マフラーを護身の如く巻きにけり 河村啓花 とをる  
1 蔓引くと夢の名残りのからすうり 佐藤正代 いづみ  
1 「難を転ずる」と垣越し実南天 佐藤玲華 つとむ  
1 着ぶくれてさがし物する日課かな 金子つとむ とをる  
1 悲喜こもごも想ひ過ぎゆく冬桜 渡部次代 玲華  
1 亡き母の手紙の束解く十二月 河村啓花 とをる  
1 歳末や学びいろいろ妣の技 佐藤弘香 次代  
1 それぞれに悲喜こもごもの年の暮 はせべとをる 次代  
1 次期思い種を沈めて枯蓮 あだち禎子 玲華  
1 燗熱うして喜びを分ち合ひ 金子つとむ ○正代  
1 香り満つ柚味噌作る台所 あだち禎子 次代  
1 中学生の新聞投書開戦日 渡部次代 ○つとむ  
1 さあやるか初大根の樽漬けを はせべとをる 玲華  
1 光年の謎の深きや冬銀河 竹田ひろ子 次代  
1 お稲荷を雪の晴れ間に清めけり 佐藤玲華 いづみ  
1 図書館ロビートナカイ走る師走かな 渡部次代 つとむ 

句会メモ
 今月で今年の真ほろば句会は終わりとなります。また新年より健康に留意され、引き続きご参加くださいませ。
では改めまして、メリークリスマス、良い年をお迎えください。


 次回令和8年1月の句会は次のとおりです。
        日時 1月15日(木)1時半より
        場所 ゑくぼプラザ
   兼題は佐藤正代さんで「深」です。