■日時: 10月17日  ■句会場: ゑくぼプラザ  ■兼題: 時  ■参加者: 17名

合点 作      品 作 者 選     者
6 その先の約束はなく草の花 阿部綾子 ○ひろ子 いづみ 正代 けい子 とをる 真知子  
5 初秋の風は木綿の肌ざはり 池内結 ひろ子 次代 ○玲華 けい子 ○とをる  
4 菩提寺の跡継ぎ生まる新松子 渡部次代 いづみ 正代 けい子 ○真知子  
4 生きるとは自問自答の冬支度 阿部綾子 ひろ子 いづみ 玲華 けい子  
4 静寂降る田と奥山の夜長かな はせべとをる ひろ子 つとむ 禎子 真知子  
3 深闇や虫がおりなすシンフォニー 加藤けい子 つとむ ○加津 綾子  
3 秋高し平和賞受く被団協 渡部次代 加津 綾子 正代  
3 時雨忌や上弦の月冴え渡る 渡部次代 加津 綾子 とをる  
3 葱下げて音なき家に帰り来る 降幡加津 ひろ子 とをる 真知子  
3 時を越え地層は語る秋の空 竹田ひろ子 次代 玲華 ○けい子  
3 大鍋の名前は太郎芋煮会 竹田ひろ子 つとむ ○綾子 正代  
3 金木犀纏ふ朝風六千歩 佐藤弘香 加津 禎子 真知子  
2 時薬服してやっと秋彼岸 高梨真知子 次代 とをる  
2 菊日和一人歩いて入院す 佐藤正代 ○つとむ 真知子  
2 冠水の稲穂泥田に刈り残す 佐藤正代 綾子 禎子  
2 秋麗や終末時計あと90秒 あだち禎子 正代 加津  
2 蜻蛉来て竿のシーツに絵柄かな 佐藤玲華 ひろ子 つとむ  
2 集落は坂と老人ちちろ鳴く 阿部綾子 ひろ子 いづみ  
2 秋の碑や作者不明の詩のみぞ 降幡加津 いづみ とをる  
2 洗濯の是非の思案も秋の空 金子つとむ 禎子 正代  
2 酒、寿留女添へて御初穂料となす 金子つとむ 加津 けい子  
2 虫時雨最終列車と張り合つて 竹田ひろ子 加津 真知子  
2 灯火親し友のペン文字滲みをり 河村啓花 つとむ 禎子  
2 切れさうな秋刀魚喰ふ時手を合はす 佐藤弘香 玲華 とをる  
1 初摘みの香の豊かなる菊膾 佐藤玲華 とをる  
1 みんみんのリズム重たく鳴き始め 加藤けい子 綾子  
1 細指の往時の調べ秋の音 はせべとをる 玲華  
1 秋風や師と友逝来て親逝来て はせべとをる 次代  
1 無人駅ノートに記す秋の旅 はせべとをる ○次代  
1 秋澄むや月山ダム湖の風の詩 高梨真知子 つとむ  
1 にぎやかに時忘れたる芋煮会 佐藤玲華 けい子  
1 ワイン酌む長き夜なれば時かけて 阿部綾子 禎子  
1 秋の旅一人で時を楽しむる 佐藤いづみ ○正代  
1 木の実踏み幼にかへる朝の径 金子つとむ ○禎子  
1 畦道の心残りの曼珠沙華 河村啓花 真知子  
1 そぞろ寒上野のパンダは故里に 中島讃良 いづみ  
1 一房の葡萄こころと時満たす 中島讃良 綾子  
1 高層のビル窓灯り秋惜しむ 中島讃良 ○いづみ  
1 敬老の日の赤飯の時皆感謝 池内結 玲華  
1 十三夜セピア色した祖母を観る 高梨真知子 玲華  

句会メモ

  次回句会は次のとおりです.

    日 時 令和6年11月21日(木曜日) 1:15〜
    場 所 ゑくぼプラザ
 
  兼題は中島讃良さんの「地」です。よろしくお願いいたします。