No.188
 日時  : 平成19年9月8日(土)
 吟行先 : 海蔵寺 寿福寺山門周辺
 席題  : [道,路,径]出題者 菅野雅生さん
 参加者 : 14名

 次回 平成19年10月吟行予告
日時  : 10月13日(土) 10時30分
集合  : JR逗子駅改札口 (集合場所、時間注意)
吟行  : 葉山御用邸周辺
句会場: 地域活動センター「逗子新宿会館」
             TEL 046-873-1225

合点 作      品 作 者 選     者
6 百日紅辻子の地蔵の美形なる 新江たか けんじ のぶ子 雅生 よしき 弘香 満智子  
5 十六の閼伽をのみしか瑠璃蜥蜴 菅野雅生 けんじ 久美 ○よしき 弘香 満智子  
5 風の道抜ければ櫨の初紅葉 川上久美 ○のぶ子 雅生 たか 弘香 紀子  
4 犬枇杷をふふみ話の種づくり 田中貞雄 雅生 一美 たか ○弘香  
3 底脱の井溢れて秋の水となる 遠藤けんじ ○主宰 雅生 久美   
3 乱れ萩古位牌の文字読みきれず 佐藤満智子 ○直枝 久美 たか  
3 十六井までは届かず残暑の日 川上久美 主宰 たか 満智子  
3 川音の澄みたるあたり蜷の径 鈴木直枝 一美 弘香 紀子  
3 秋日濃し薬師三尊像の金 中田のぶ子 けんじ 鷹乃 直枝  
3 風まかせ心まかせや萩の道 大西よしき けんじ 直枝 一美  
3 鐘楼の四柱に戯る秋の風 伊藤紀子 主宰 のぶ子 よしき  
3 谷戸道の真中水湧く白露かな あかさか鷹乃 けんじ 雅生 直枝  
3 風に影あり秋蝉の先細り 田中一美 のぶ子 雅生 満智子  
3 光悦垣結び目におく萩の露 鈴木直枝 ○久美 よしき 紀子  
3 扇谷山諸処に九月の風立ちぬ 大西よしき 主宰 雅生 直枝  
3 大姫へ供華の芒のまだ若し 遠藤けんじ 鷹乃 久美 ○たか  
2 爽籟や扇谷山に身を置いて 田中一美 雅生 満智子  
2 羨望や草の穂絮の向うみず 田中貞雄 のぶ子 ○満智子   
2 台風一過一天微塵なき広さ 遠藤けんじ 主宰 鷹乃  
2 尼顔の辻の地蔵へ花すすき あかさか鷹乃 のぶ子 ○一美  
2 井を囲み解脱を叫ぶ法師蝉 川上久美 鷹乃 ○のぶ子  
2 玉紫陽花はじけ如来の彩をなす 田中一美 けんじ 雅生  
2 秋水の音高くして道細し 川上久美 主宰 のぶ子 
1 扇谷山の残る蝉かな被さり来 中田のぶ子 一美  
1 落葉透く底脱の井へ心透く 新江たか 紀子  
1 山滴り切岸に織る紬かな あかさか鷹乃 のぶ子  
1 咲き初めの萩の戯れ風の径 新江たか ○けんじ  
1 家と路地つなぐ石橋萩こぼる 菅野雅生 一美  
1 萩の紅合掌一礼啼薬師 佐藤弘香 主宰  
1 台風一過瀬音変らぬ扇川 大西よしき 雅生  
1 新涼の谷の風道海蔵寺 水貴 ○けんじ  
1 白日の川に芥や野分あと 佐藤満智子 弘香  
1 光悦寺垣の文目や水引草 田中貞雄 よしき  
1 初秋かな風の息ゆく切通し 佐藤満智子 けんじ  
1 赤松の天高くして笑ひ声 佐藤弘香 鷹乃  
1 山門を被いつくせる萩の門 鈴木直枝 主宰  
1 十六井戸爪紅の弾けたる 佐藤満智子 よしき  
1 薬師堂の三和土にほへる野分後 中田のぶ子 直枝  
1 この径は行きどまりです法師蝉 遠藤けんじ ○雅生  
1 杉苔の錆や残暑の憂ばらし 田中貞雄 ○紀子  
1 台風一過功徳の水を満々と 田中一美 主宰  
1 咲き始む萩に白蝶黄蝶かな 伊藤紀子 けんじ  
1 寺詣で葛の葉風の廻り道 鈴木直枝 鷹乃   
1 風抜ける寿福寺参道蝉時雨 新江たか 紀子  
1 つくつくし恋まつすぐに寺の道 佐藤弘香 ○鷹乃  
1 石落ちて底脱の井の水澄めり 菅野雅生 久美  
1 十六井戸の道標とも水引草 中田のぶ子 たか   
1 肩撫でる風のやさしさ萩の道 田中一美 けんじ