No.190
日時 : 平成19年11月3日(土)
吟行先 : 大磯 地福寺、照ヶ崎海岸、 鴫立庵周辺 席題 : 「庵」 出題者 川村文英さん 参加者 : 23名 初参加 : 小谷正夫、近藤信雄、本島むつみ諸賢 |
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合点 | 作 品 | 作 者 | 選 者 |
12 | 幾秋の風聞きたまふ五智如来 | 小谷正夫 | ○主宰 のぶ子 讃良 双葉 克美 ○たか ○むつみ 節子 紀子 ○信雄 文英 宏年 |
7 | 晩秋の風の昏みや円位堂 | 中島讃良 | けんじ 双葉 雅生 直枝 たか 紀子 しげ子 |
7 | 比翼塚木の実礫に傾ぎしか | 中田のぶ子 | 主宰 美智子 けんじ 双葉 雅生 ○直枝 久美 |
6 | 冬隣庵に碑の声草のこゑ | 中島讃良 | ○美智子 けんじ のぶ子 双葉 久美 ○よしき |
6 | こよろぎの浜の釣り人秋闌くる | 新江たか | 美智子 雅生 直枝 むつみ 花梨 ○宏年 |
6 | 時彦句碑おどるが如し櫨は実に | 中田のぶ子 | 主宰 けんじ 讃良 ○双葉 雅生 節子 |
5 | 蹲踞に水なき茶室そぞろ寒 | 新江たか | 主宰 ○のぶ子 よしき 文英 正夫 |
5 | 秋水の鬼哭のこゑや法虎堂 | 田中貞雄 | けんじ のぶ子 讃良 ○双葉 たか |
5 | 萩焼きの菊の一輪鴫立庵 | 田中一美 | 主宰 美智子 けんじ 讃良 ○花梨 |
4 | 色変えぬ松町役場囲みけり | 近藤信雄 | 美智子 のぶ子 雅生 文英 |
4 | 秋思充つ茅葺く庵の佇まひ | 川上久美 | 克美 花梨 しげ子 宏年 |
4 | 夕暮に立つ鴫見たし草庵 | 小谷正夫 | ○久美 むつみ 節子 ○文英 |
4 | 三夕の和歌語りつぐ文化の日 | 鈴木直枝 | 主宰 美智子 のぶ子 雅生 |
4 | 藤村の墓はハイカラ文化の日 | 上野花梨 | けんじ 讃良 雅生 むつみ |
4 | 庵主の句碑赤き木の実の修すかな | 中田のぶ子 | ○美智子 けんじ 讃良 正夫 |
3 | 鴫立庵時代を乗せて文化の日 | 近藤信雄 | 紀子 しげ子 宏年 |
3 | 櫨もみぢ箴言いまも身の内に(草間時彦句碑) | 鳥居美智子 | 主宰 ○のぶ子 よしき |
3 | 秋寂びて海と半島一つ色 | 川上久美 | のぶ子 ○讃良 克美 |
3 | 秋おわる「東方の門」の未完の地 | 伊藤紀子 | 美智子 讃良 たか |
3 | 海桐の実色なき海の風に染む | 遠藤けんじ | 双葉 しげ子 信雄 |
3 | 秋の湾抱いて庵の磯馴松 | 鳥居美智子 | 主宰 克美 よしき |
2 | 大海原秋思の波のきめ細か | 川上久美 | 克美 一美 |
2 | 人影のどれも動かず秋の浜 | 上野花梨 | 讃良 正夫 |
2 | 鴫立庵句碑を案内の紅葉風 | 伊藤紀子 | 節子 文英 |
2 | 墓碑銘は空の一字や秋日差す | 遠藤けんじ | 主宰 美智子 |
2 | 梅落葉掃き清めたる藤村碑 | 田中一美 | 雅生 宏年 |
2 | 虎御前の白き合掌冷まじや | 本島むつみ | けんじ 双葉 |
2 | 奥っ城に遊子佇む落葉どき | 鈴木直枝 | ○紀子 ○正夫 |
2 | 庵出づる水恋しとや石たたき | 鈴木直枝 | 久美 むつみ |
2 | 新嶋襄(にいじま)の終焉語る文化の日 | 大西よしき | 双葉 信雄 |
2 | 半島に雲をあずけて冬海釣 | 田中一美 | のぶ子 信雄 |
2 | 小春凪伊豆の山々たたみ見る | 大西よしき | 双葉 花梨 |
2 | 御像の眼光冷ゆる圓位堂 | 中田のぶ子 | 双葉 雅生 |
2 | 心しづかに鴫立庵の秋詠まむ | 本島むつみ | ○主宰 久美 |
2 | 夜明け前の露か藤村ねむる墓 | 鳥居美智子 | 主宰 のぶ子 |
1 | 身に泌むや一途な祈り虎御前 | 青木宏年 | のぶ子 |
1 | 石蕗咲けり磯馴れの松に身を委ね | 星野双葉 | 一美 |
1 | 歌ひざの西行青き秋思かな | 菅野雅生 | 紀子 |
1 | 一湾に釣竿(さお)の数多や文化の日 | 鳥居美智子 | 花梨 |
1 | 釣人の憂ひ受けとめ秋の海 | 本島むつみ | 信雄 |
1 | 藤村の墓一握の菊供ふ | 福島しげ子 | 讃良 |
1 | 秋深む木の蓋重き鴫の井戸 | 新江たか | 主宰 |
1 | お隣りに日の丸が出て文化の日 | 川村文英 | 主宰 |
1 | 文化の日句碑に囲まれ句を捻る | 入江節子 | ○けんじ |
1 | 庵にひと集ふ日なりき小鳥来る | 川村文英 | ○雅生 |
1 | 数多句碑冬立つ庵の沸き立ちぬ | 大西よしき | 正夫 |
1 | 大島と伊豆とり違ふ海桐の実 | 菅野雅生 | 双葉 |
1 | 散る前の一時桜紅葉照る | 遠藤けんじ | 一美 |
1 | 秋爽や西行の手より銀の猫 | 鈴木直枝 | たか |
1 | 簡素極まる文豪の墓菊香る | 川上久美 | 一美 |
1 | 秋寂ぶや間口三間鴫立沢 | 田中貞雄 | 双葉 |
1 | 鱗雲動けば秋の空深し | 星野双葉 | 美智子 |
1 | 相模湾海図のやうな秋潮目 | 中島讃良 | ○双葉 |
1 | 行く秋の鴫立庵を訪ねけり | 川村文英 | 主宰 |
1 | 雁や真鶴のぞむ照ヶ崎 | 伊藤紀子 | ○一美 |
1 | 石蕗咲けり車騒音飲みこんで | 近藤信雄 | ○しげ子 |
1 | 秋愁ひ片膝抱きし庵主像 | 星野双葉 | けんじ |
1 | 鴫立庵の句碑を偲びて文化の日 | 田中一美 | 直枝 |
1 | 咲き初めの石蕗まつかさがお爺様 | 本島むつみ | 双葉 |
1 | 秋冷や樹翳囲みて鴫立庵 | 田中貞雄 | よしき |
1 | 秋深し庵寂として五智如来 | 福島しげ子 | 直枝 |
1 | 秋の底に沈める寺の落葉掻き | 小谷正夫 | 節子 |