No.196
日時  : 平成20年5月10日(土)
吟行先 : 安養院 八雲神社 本覚寺
       大巧寺など
参加者 : 14名
席題  : 「雨」 出題者 水貴さん
       「店」 出題者 永鳥真弓さん
 次回 平成20年6月吟行予告

日時  : 6月14日(土) 10時30分
集合  : 大船駅改札口  (時間、集合場所注意)
吟行  : 大船フラワーセンター、大船観音など
句会場: 鎌倉大路ビル(046-722-1496)

(注) 女流俳人 山西雅子先生ご参加いただく予定です。
 

合点 作      品 作 者 選     者
4 黄心樹の花や香りや心噴く 伊藤紀子 主宰 けんじ よしき 一美  
4 姫うつぎ本降りまでは傘ささず 田中貞雄 けんじ 讃良 直枝 文英  
4 一店の幅に余りしつつじかな 上野花梨 主宰 けんじ 讃良 雅生   
4 隆々たり下馬を促す松の芯 鈴木直枝 けんじ 讃良 雅生 たか  
3 石仏の首おぼつかな忍冬花 鈴木直枝 讃良 一美 紀子   
3 高々と寺門となりぬつつじかな 上野花梨 讃良 雅生 紀子  
3 若葉寒身代わり地蔵の浅眠り 鈴木直枝 ○けんじ たか ○紀子    
3 梅の実の数えていくつおんめさま 上野花梨 けんじ 讃良 ○雅生  
3 大波の寄する嵩なり寺つつじ 菅野雅生 主宰 讃良 花梨  
3 虻の尻ごそごそと出しつつじかな 新江たか 雅生 ○一美 しげ子  
2 源平うつぎ下馬の名を継ぐ交差点 田中貞雄 よしき 紀子   
2 身代わり地蔵つつじ明りに眼つむりて 遠藤けんじ 直枝 文英  
2 つつじいま年増と化せり安養院 大西よしき けんじ 一美    
2 老鶯の待てば鳴かざり雨の杜 川村文英 直枝 紀子  
2 野ばら咲く洋裁教室の窓に女(ひと) 田中一美 けんじ 讃良  
2 神鈴のくぐもる雨や5月寒 田中一美 雅生 直枝  
2 鶯の雨中のはげみ手玉石 中島讃良 主宰 直枝   
2 鉄線花絡む門扉や人の住む 鈴木直枝 ○よしき 真弓   
2 青僧の托鉢太鼓夏に入る 水貴 けんじ 花梨   
2 下馬四辻源平うつぎ花つくす 中島讃良 ○主宰 けんじ  
2 青時雨供養の塔は窟背に 伊藤紀子 主宰 ○たか  
2 細雨や紫蘭のお辞儀揃ひ踏み 大西よしき 主宰 文英  
2 羅漢槙股間はつつじ明りなり 田中貞雄 ○讃良 ○文英  
2 一木彫の昇降竜や五月闇 田中貞雄 讃良 ○真弓  
2 夏うぐひすシャツターを待つ耳奥へ 川村文英 たか しげ子  
2 八地蔵へ名残のつつじ明りかな 中島讃良 けんじ 花梨  
2 走り茶をコーヒーカップに今風店 伊藤紀子 直枝 一美  
1 店先の「千葉の紫陽花」壽ぎぬ 大西よしき 直枝   
1 ゆっくりとシグナル唱ふ松の蕊 福島しげ子 雅生  
1 青樟の大樹一本ドームかな 上野花梨 ○しげ子  
1 はずしたき眼帯地蔵緑さす 新江たか ○直枝  
1 大店も小店も青葉時雨なか 中島讃良 雅生  
1 陶狐群れ畏まる若葉下 福島しげ子 けんじ  
1 例会は樟の若葉に集合す 川村文英 ○花梨  
1 夏鶯の正唱弾く手玉石 菅野雅生 直枝  
1 若楓憩ふ茶店のレトロめく 福島しげ子 雅生  
1 黄金週間終ふて鎌倉癒し雨 大西よしき しげ子  
1 オオムラサキ大波小波安養院 水貴 花梨  
1 緑雨を大振りで享く羅漢槙 菅野雅生 よしき  
1 黒南風や一枚はおる待ちあわせ 水貴 文英  
1 安養院つつじ腐しの雨となる 遠藤けんじ たか  
1 黄銅の火箸の龍虎若葉冷 中島讃良 真弓   
1 御輿倉の昏きを覗き夏冷えす 田中一美 けんじ  
1 彫浅き鎌倉丸盆夏きざす 福島しげ子 讃良  
1 槙大樹の樹陰やはらぐ花えびね 中島讃良 けんじ  
1 擬宝珠の美しき葉柄や青時雨 伊藤紀子 けんじ  
1 蓮鉢の雨の水輪や白紫蘭 伊藤紀子 主宰  
1 安養院やぐらの崖の花うつぎ 新江たか よしき  
1 夏の雨琥珀のランプコーヒー店 永鳥真弓 しげ子  
1 下草の海老根の盛り羅漢槙 新江たか 主宰  
1 青嵐新羅三郎乗せて来る 大西よしき ○主宰  
1 神木の若葉の樟冷え手玉石 田中一美 真弓  
1 癌封じと大書されあり若葉寺 川村文英 主宰   
1 樟萌ゆる新羅三郎手玉石 遠藤けんじ 直枝  
1 雨を得てむらさき凛と花菖蒲 新江たか 真弓  
1 老鶯や祀れる神の八百よろつ゛ 川村文英 ○雅生  
1 厄年と無縁の祈願五月闇 大西よしき 主宰