No.207 日時 : 平成21年4月11日(土)
吟行先 : 寿福寺 葛原岡公園 銭洗弁天 参加者 : 16名 席題 : 「大」 出題者 入江節子 |
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合点 | 作 品 | 作 者 | 選 者 |
7 | 刑場の敷石道の落花の譜 | 田中貞雄 | けんじ ○讃良 雅生 直枝 克美 節子 真弓 |
6 | 生命線落花掬へば濃く強し | 田中貞雄 | けんじ 雅生 直枝 克美 かりん 満智子 |
6 | 鶯のこゑの映らぬ御影石 | 中島讃良 | 主宰 東子 ○雅生 よしき 克美 満智子 |
6 | 木々芽吹き山は女神の息のやう | 中島讃良 | けんじ 東子 よしき 節子 紀子 文英 |
6 | 鷹化して鳩となりけりミルク飴 | 川村文英 | ○東子 雅生 よしき ○一美 節子 満智子 |
5 | デザートはアイスクリーム花は葉に | 舩山東子 | けんじ 一美 かりん ○満智子 ○文英 |
4 | 春爛漫締め直したる靴の紐 | 入江節子 | ○東子 讃良 ○かりん 満智子 |
4 | 産声の聞こえそうなる谷若葉 | 上野かりん | けんじ 雅生 克美 文英 |
3 | 逃水をここに追いつめ銭洗う | 吉田克美 | 主宰 東子 ○雅生 |
3 | 紅万作ふくれっつらの日差しかな | 水貴 | 雅生 一美 満智子 |
3 | 永き日の水かげろうの大きかり | 鈴木直枝 | 讃良 節子 かりん |
3 | うぐひすの虚子に聴かせる渡りかな | 菅野雅生 | ○けんじ 一美 文英 |
3 | 憤怒して紅まんさくの朱をつくす | 伊藤紀子 | けんじ 東子 雅生 |
2 | 道灌の首塚灯す諸葛菜 | 大西よしき | 讃良 ○真弓 |
2 | 虚子の忌の三日の供花や風光る | 吉田克美 | 主宰 直枝 |
2 | 花吹雪稲荷の鳥居朱をつらね | 遠藤けんじ | 東子 讃良 |
2 | 虚子の墓大きくありて山笑う | 上野かりん | ○主宰 直枝 |
2 | 散るさくらわが沐浴に不相応 | 田中貞雄 | よしき 紀子 |
2 | 新樹光磨く参道御影石 | 伊藤紀子 | 主宰 けんじ |
2 | 蟻出づる俊基卿の葬送に | 鈴木直枝 | 節子 ○紀子 |
2 | 春暑の熱りを冷ます弁財窟 | 田中一美 | ○よしき 文英 |
2 | 水神の鯉の押しゆく花筏 | 菅野雅生 | 讃良 文英 |
2 | 水神の水音に揺れすみれ草 | 中島讃良 | けんじ 東子 |
2 | 陽に散れど風には散らじ大山桜 | 遠藤けんじ | 主宰 よしき |
2 | 花過ぎの暑さを忘る刑場碑 | 田中一美 | 直枝 よしき |
2 | 浦島草小さく潜んで大物狙う | 入江節子 | 雅生 真弓 |
2 | 大空へ水彩点描春の山 | 菅野雅生 | 讃良 かりん |
2 | 大の字に寝て埋もれさう春落葉 | 田中貞雄 | 東子 一美 |
2 | 鯉の池覆いつくして落花の譜 | 遠藤けんじ | 讃良 紀子 |
2 | 大島紬の仕立て直しや花衣 | 佐藤満智子 | 直枝 一美 |
2 | 芽吹き急く大空展く源氏山 | 田中一美 | 主宰 東子 |
2 | 笊振って銭を洗へば春闌くる | 川村文英 | 東子 雅生 |
2 | 月桂樹願い立てては花小振り | 水貴 | 主宰 紀子 |
2 | 蘂ふるる山路の末てや道灌碑 | 佐藤満智子 | 雅生 よしき |
1 | 大丈夫かと振り返る師の花のかほ | 舩山東子 | よしき |
1 | 透き通る鯉のひかりや花筏 | 上野かりん | 東子 |
1 | 稲荷大明神さくらと化して誇りけり | 舩山東子 | かりん |
1 | 銭洗ふ春日とどかぬ水をもて | 伊藤紀子 | ○讃良 |
1 | 当店推奨の薫風を通しけり | 川村文英 | 真弓 |
1 | 陽光燦燦芽吹きの彩の濃く淡く | 遠藤けんじ | 主宰 |
1 | 浮く桜さらりと食めり鯉の口 | 舩山東子 | 讃良 |
1 | 化粧坂悲愴の遊女藪椿 | 佐藤満智子 | 真弓 |
1 | 鎌倉のどの道ゆくも花散れり | 川村文英 | けんじ |
1 | 山頂や他は目に入ぬ花ラッシュ | 佐藤満智子 | よしき |
1 | 老鶯や杖の歩みの一歩一歩 | 遠藤けんじ | ○東子 |
1 | 老鶯のこゑ汗の身の汗ひいて | 舩山東子 | けんじ |
1 | 春の山下るしかない二人連れ | 永鳥真弓 | 雅生 |
1 | 切り岸や群れて色濃しすみれ草 | 佐藤満智子 | よしき |
1 | 頼朝像源氏贔屓の花舞へり | 大西よしき | けんじ |
1 | 宇賀神の罪穢を清め春惜しむ | 大西よしき | 真弓 |
1 | 春日和一人はぐれた銭洗 | 永鳥真弓 | 雅生 |
1 | 鯉の髭に組みかはりたる花筏 | 中島讃良 | 克美 |
1 | 源氏山変らぬ松の芯立てて | 伊藤紀子 | 雅生 |
1 | 池の鯉壊しつづける花筏 | 入江節子 | 主宰 |
1 | 帰り道新芽大きさ2割増し | 水貴 | ○克美 |
1 | 春禽や水かげろふの照り翳り | 中島讃良 | ○直枝 |
1 | 鎌倉の大小の道春興す | 田中一美 | 紀子 |
1 | 銭洗ふ胎の岩屋や夏近し | 大西よしき | ○節子 |
1 | 飛花落花頼朝像のとこしえに | 鈴木直枝 | 雅生 |
1 | 銭洗ふことの一念四月馬鹿 | 佐藤満智子 | 東子 |
1 | 香煙のうららに揺れて銭洗ふ | 大西よしき | 東子 |
1 | 飛花落花集るところ鯉の池 | 遠藤けんじ | 直枝 |
1 | 切通しの先は一際芽吹風 | 入江節子 | 主宰 |
1 | 新緑の山を背負ふや虚子矢倉 | 伊藤紀子 | 讃良 |
1 | お花見はグラスワインで夫婦かな | 田中一美 | けんじ |
1 | 花の空治める美形の頼朝像 | 入江節子 | 直枝 |
1 | 水神宮の鯉鼻でこぐ花筏 | 吉田克美 | 直枝 |