No.207

日時   : 平成21年4月11日(土)
吟行先 : 寿福寺 葛原岡公園 銭洗弁天
参加者 : 16名
席題   : 「大」 出題者 入江節子
 次回 平成21年5月吟行予告

日時  : 5月9日(土)  10時30分
集合  : JR大船駅改札口   集合場所、時間注意
吟行  : 大船周辺(鎌倉湖、田谷洞窟など当日決定)
句会場: 鎌倉大路ビル(046-722-1496)

合点 作      品 作 者 選     者
7 刑場の敷石道の落花の譜 田中貞雄 けんじ ○讃良 雅生 直枝 克美 節子 真弓   
6 生命線落花掬へば濃く強し 田中貞雄 けんじ 雅生 直枝 克美 かりん 満智子   
6 鶯のこゑの映らぬ御影石 中島讃良 主宰 東子 ○雅生 よしき 克美 満智子  
6 木々芽吹き山は女神の息のやう 中島讃良 けんじ 東子 よしき 節子 紀子 文英  
6 鷹化して鳩となりけりミルク飴 川村文英 ○東子 雅生 よしき ○一美 節子 満智子  
5 デザートはアイスクリーム花は葉に 舩山東子 けんじ 一美 かりん ○満智子 ○文英  
4 春爛漫締め直したる靴の紐 入江節子 ○東子 讃良 ○かりん 満智子  
4 産声の聞こえそうなる谷若葉 上野かりん けんじ 雅生 克美 文英  
3 逃水をここに追いつめ銭洗う 吉田克美 主宰 東子 ○雅生  
3 紅万作ふくれっつらの日差しかな 水貴 雅生 一美 満智子  
3 永き日の水かげろうの大きかり 鈴木直枝 讃良 節子 かりん  
3 うぐひすの虚子に聴かせる渡りかな 菅野雅生 ○けんじ 一美 文英  
3 憤怒して紅まんさくの朱をつくす 伊藤紀子 けんじ 東子 雅生  
2 道灌の首塚灯す諸葛菜 大西よしき 讃良 ○真弓  
2 虚子の忌の三日の供花や風光る 吉田克美 主宰 直枝  
2 花吹雪稲荷の鳥居朱をつらね 遠藤けんじ 東子 讃良  
2 虚子の墓大きくありて山笑う 上野かりん ○主宰 直枝  
2 散るさくらわが沐浴に不相応 田中貞雄 よしき 紀子   
2 新樹光磨く参道御影石 伊藤紀子 主宰 けんじ  
2 蟻出づる俊基卿の葬送に 鈴木直枝 節子 ○紀子   
2 春暑の熱りを冷ます弁財窟 田中一美 ○よしき 文英  
2 水神の鯉の押しゆく花筏 菅野雅生 讃良 文英   
2 水神の水音に揺れすみれ草 中島讃良 けんじ 東子  
2 陽に散れど風には散らじ大山桜 遠藤けんじ 主宰 よしき  
2 花過ぎの暑さを忘る刑場碑 田中一美 直枝 よしき  
2 浦島草小さく潜んで大物狙う 入江節子 雅生 真弓  
2 大空へ水彩点描春の山 菅野雅生 讃良 かりん  
2 大の字に寝て埋もれさう春落葉 田中貞雄 東子 一美  
2 鯉の池覆いつくして落花の譜 遠藤けんじ 讃良 紀子  
2 大島紬の仕立て直しや花衣 佐藤満智子 直枝 一美  
2 芽吹き急く大空展く源氏山 田中一美 主宰 東子  
2 笊振って銭を洗へば春闌くる 川村文英 東子 雅生  
2 月桂樹願い立てては花小振り 水貴 主宰 紀子  
2 蘂ふるる山路の末てや道灌碑 佐藤満智子 雅生 よしき  
1 大丈夫かと振り返る師の花のかほ 舩山東子 よしき  
1 透き通る鯉のひかりや花筏 上野かりん 東子  
1 稲荷大明神さくらと化して誇りけり 舩山東子 かりん  
1 銭洗ふ春日とどかぬ水をもて 伊藤紀子 ○讃良  
1 当店推奨の薫風を通しけり 川村文英 真弓  
1 陽光燦燦芽吹きの彩の濃く淡く 遠藤けんじ 主宰  
1 浮く桜さらりと食めり鯉の口 舩山東子 讃良  
1 化粧坂悲愴の遊女藪椿 佐藤満智子 真弓  
1 鎌倉のどの道ゆくも花散れり 川村文英 けんじ  
1 山頂や他は目に入ぬ花ラッシュ 佐藤満智子 よしき  
1 老鶯や杖の歩みの一歩一歩 遠藤けんじ ○東子   
1 老鶯のこゑ汗の身の汗ひいて 舩山東子 けんじ  
1 春の山下るしかない二人連れ 永鳥真弓 雅生  
1 切り岸や群れて色濃しすみれ草 佐藤満智子 よしき  
1 頼朝像源氏贔屓の花舞へり 大西よしき けんじ  
1 宇賀神の罪穢を清め春惜しむ 大西よしき 真弓  
1 春日和一人はぐれた銭洗 永鳥真弓 雅生   
1 鯉の髭に組みかはりたる花筏 中島讃良 克美   
1 源氏山変らぬ松の芯立てて 伊藤紀子 雅生  
1 池の鯉壊しつづける花筏 入江節子 主宰   
1 帰り道新芽大きさ2割増し 水貴 ○克美  
1 春禽や水かげろふの照り翳り 中島讃良 ○直枝  
1 鎌倉の大小の道春興す 田中一美 紀子  
1 銭洗ふ胎の岩屋や夏近し 大西よしき ○節子  
1 飛花落花頼朝像のとこしえに 鈴木直枝 雅生  
1 銭洗ふことの一念四月馬鹿 佐藤満智子 東子  
1 香煙のうららに揺れて銭洗ふ 大西よしき 東子   
1 飛花落花集るところ鯉の池 遠藤けんじ 直枝   
1 切通しの先は一際芽吹風 入江節子 主宰  
1 新緑の山を背負ふや虚子矢倉 伊藤紀子 讃良  
1 お花見はグラスワインで夫婦かな 田中一美 けんじ  
1 花の空治める美形の頼朝像 入江節子 直枝  
1 水神宮の鯉鼻でこぐ花筏 吉田克美 直枝