No.209 日時 : 平成21年6月13日(土)
吟行先 : 鎌倉宮 覚園寺 参加者 : 17名 席題 : 「風」 出題者 小谷正夫さん |
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合点 | 作 品 | 作 者 | 選 者 |
8 | 虎耳草地を這ふ風を知ってをり | 中田のぶ子 | けんじ ○雅生 ○よしき 一美 かりん 紀子 満智子 しげ子 |
7 | 厄割のかはらけ微塵梅雨旱 | 田中貞雄 | けんじ ○のぶ子 讃良 ○直枝 克美 文英 満智子 |
7 | 梅と枇杷とこぼるるままに古刹なる | 遠藤けんじ | 主宰 のぶ子 よしき かりん 文英 ○正夫 しげ子 |
5 | 乱鶯の声の波間の黒地蔵 | 田中一美 | 主宰 けんじ 讃良 よしき 紀子 |
5 | 黒地蔵現世へ繋ぐ蜘蛛の糸 | 佐藤満智子 | けんじ 直枝 克美 節子 紀子 |
5 | 声手向く夏鶯や御首塚 | 福島しげ子 | 主宰 けんじ 雅生 直枝 文英 |
5 | 時計草指す緩やかな古都の時 | 小谷正夫 | ○けんじ 讃良 直枝 一美 ○紀子 |
4 | 木下闇なお暗き闇御土牢 | 永鳥真弓 | 主宰 直枝 文英 正夫 |
4 | 八百年の槙の茂りや瘤の御符 | 田中一美 | 主宰 直枝 ○満智子 真弓 |
4 | 神苑の風を意のまま夏燕 | 鈴木直枝 | のぶ子 克美 正夫 真弓 |
4 | 土牢の御魂高みへ夏の蝶 | 入江節子 | 主宰 ○のぶ子 雅生 ○克美 |
4 | 緑風や招霊を呼ぶ神楽鈴 | 大西よしき | ○主宰 けんじ 直枝 真弓 |
4 | 地ビールの旗へ無色の風過ぐる | 佐藤満智子 | けんじ のぶ子 雅生 よしき |
3 | 鎌倉のおもてなしかな七変化 | 水貴 | 讃良 雅生 ○しげ子 |
3 | 鞘阿弥陀の定印照らす若葉光 | 中田のぶ子 | ○主宰 讃良 直枝 |
3 | 撫ぜ仏にすがらずに生く梅雨旱 | 田中貞雄 | のぶ子 ○一美 克美 |
3 | 老鶯の声の鎮めの火焔仏 | 田中貞雄 | けんじ ○讃良 紀子 |
2 | 鶯をまねても許可局ほととぎす | 菅野雅生 | 節子 真弓 |
2 | 堂裏に紫陽花の毬押し合へり | 川村文英 | ○雅生 ○かりん |
2 | 玉眼の碧眼なりし青葉光 | 水貴 | 讃良 雅生 |
2 | 風捌く宮司の袴濃紫陽花 | 入江節子 | よしき かりん |
2 | 燭台の風の揺らぎの薄暑かな | 上野かりん | 主宰 よしき |
2 | 水無月の水に透くかな竹落葉 | 伊藤紀子 | 満智子 正夫 |
2 | 黒南風や神将の目の底びかり | 中島讃良 | 主宰 ○節子 |
2 | 梅雨寒や六道輪廻のわれ何処に | 遠藤けんじ | のぶ子 しげ子 |
2 | 犬槙や八百年の風涼し | 菅野雅生 | 克美 ○文英 |
2 | 水音や風屈折の山あぢさゐ | 吉田克美 | けんじ 満智子 |
2 | 父の日や太鼓腹なる午神将 | 伊藤紀子 | よしき 一美 |
2 | 御首塚背筋の凝りや木下闇 | 佐藤満智子 | 雅生 節子 |
2 | 時鳥十二神将の鬨と | 鈴木直枝 | のぶ子 讃良 |
2 | 窟仏黴の重さを灯したる | 入江節子 | 主宰 讃良 |
1 | 風鐸の揺れ滴りの匂う中 | 鈴木直枝 | 節子 |
1 | 青葉風納所の僧の大欠伸 | 福島しげ子 | 正夫 |
1 | 紫陽花の一つの風に黄蝶舞ふ | 遠藤けんじ | 直枝 |
1 | 手向鐘亡夫にとどけや青葉寺 | 福島しげ子 | ○よしき |
1 | 鎌倉宮の今日のアイドル山紫陽花 | 中田のぶ子 | よしき |
1 | 十三仏の矢倉に及ぶ梅雨じめり | 中島讃良 | しげ子 |
1 | 花頭窓の中垣間見る弥陀涼し | 鈴木直枝 | よしき |
1 | 覚園寺まで老鶯の鳴き継げる | 中田のぶ子 | 雅生 |
1 | 三尊の像の史を聞く半夏生 | 大西よしき | ○真弓 |
1 | 青葉風映す密宗の天水桶 | 中島讃良 | 真弓 |
1 | 鎌倉蝶神苑の風知り尽す | 上野かりん | ○讃良 |
1 | 鳥の声遊ぶ寺井や梅雨晴間 | 鈴木直枝 | 正夫 |
1 | 青葉の風ちまき柱を半円す | 菅野雅生 | 直枝 |
1 | 老鶯や手の巾に開く愛染堂 | 中島讃良 | 雅生 |
1 | 岩窟や錠の錆つき梅雨ごもり | 佐藤満智子 | よしき |
1 | 小賀玉の大樹の日除け御朱印所 | 菅野雅生 | かりん |
1 | 落梅やジャム一壜も出来るほど | 川村文英 | かりん |
1 | 紫陽花の風よく通る獅子の鼻 | 田中一美 | 満智子 |
1 | 岩煙草窟にまします仏たち | 遠藤けんじ | 雅生 |
1 | ほととぎす入山の身を清澄に | 吉田克美 | 一美 |
1 | 粽柱迎へうつかな青嵐 | 伊藤紀子 | 雅生 |
1 | ほととぎす哀史のあとの生々し | 川村文英 | 讃良 |
1 | 時鳥鳴くたび献灯ささ揺るる | 田中一美 | けんじ |
1 | 孟宗の禾梳る青南風 | 田中貞雄 | 一美 |
1 | 黒地蔵堂の裾守る岩煙草 | 菅野雅生 | 讃良 |
1 | 紫陽花を抜け来る風に染まりたし | 中田のぶ子 | 節子 |
1 | 夏鶯木の間がくれに千木光る | 福島しげ子 | 紀子 |
1 | 小流れに添ひて夏萩咲き垂るる | 大西よしき | 文英 |
1 | 緑陰の奥の日光月光菩薩 | 上野かりん | けんじ |
1 | 岩煙草十三仏の門飾り | 小谷正夫 | しげ子 |