No.210 日時 : 平成21年7月11日(土)
吟行先 : 御霊神社 長谷寺 光則寺 参加者 : 15名 初参加 山崎青史さん 下平誠子さん 席題 : 「音」 出題者 下平誠子さん |
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合点 | 作 品 | 作 者 | 選 者 |
7 | 手水して身の涼しさや椨大樹 | 伊藤紀子 | 主宰 みつ 讃良 雅生 文英 青史 誠子 |
6 | 涼風の表裏の妙や透かし彫 | 吉田克美 | みつ 讃良 よしき 文英 青史 誠子 |
6 | 初蝉を風音と聞く古都の寺 | 山崎青史 | 主宰 ○讃良 雅生 克美 ○満智子 誠子 |
6 | 花びらの二時間足りぬ時計草 | 菅野雅生 | 讃良 よしき かりん 紀子 満智子 真弓 |
5 | 風死んで土牢前の無音界 | 田中貞雄 | 讃良 よしき ○克美 ○満智子 青史 |
4 | 椨の木の万緑ささふ力瘤 | 菅野雅生 | 主宰 みつ 直枝 ○青史 |
4 | 輪蔵の宝鐸微動半夏生 | 佐藤満智子 | 主宰 雅生 よしき 青史 |
4 | 時計草むらさきの音きしませつ | 鈴木直枝 | ○みつ 雅生 かりん 誠子 |
4 | 力石讃える紙垂の風涼し | 鈴木直枝 | 主宰 讃良 雅生 よしき |
4 | 椨大樹憤怒のこぶの梅雨旱り | 伊藤紀子 | ○主宰 みつ 克美 文英 |
3 | 花筏の実座してこの世の音を聴く | 上野かりん | みつ ○直枝 よしき |
3 | 紅時計草出を待ち並ぶ火吹き面 | 吉田克美 | 讃良 直枝 真弓 |
3 | 魍魎となりし走り根藪蚊の巣 | 佐藤満智子 | 主宰 みつ よしき |
3 | 表裏ある透し彫見て夏を佗ぶ | 山崎青史 | 主宰 みつ 真弓 |
3 | 海光山の日の廻り来る花蘇鉄 | 田中貞雄 | ○文英 紀子 真弓 |
3 | 二拝して「一貫の道」宮暑し | 大西よしき | 主宰 ○雅生 ○真弓 |
3 | 初蝉鳴かせ椨は樹齢をまた積めり | 川村文英 | 直枝 よしき ○かりん |
3 | 日蓮の文字荒々し凌霄花 | 川村文英 | 讃良 直枝 紀子 |
2 | 江の電の音と二拍子梅雨晴間 | 水貴 | ○よしき 克美 |
2 | 土牢の崩落の跡初かなかな | 中島讃良 | 主宰 克美 |
2 | 方寸の杭に夏蝶休息す | 佐藤満智子 | 直枝 文英 |
2 | 寺の尾根洗ひ上げたる梅雨なかば | 下平誠子 | 直枝 紀子 |
2 | 三猿舞う今年竹より風の来て | 鈴木直枝 | 主宰 みつ |
2 | 海の日を待つ天王歌大神輿 | 大西よしき | 克美 文英 |
2 | 実の二つ夫婦気取りや花いかだ | 菅野雅生 | かりん 真弓 |
2 | 病葉の階の闇ゆく土の牢 | 伊藤紀子 | 雅生 直枝 |
2 | お扇子や見猿聞か猿踊り出す | 水貴 | 雅生 紀子 |
2 | 土籠御書明暗かかげ半夏生草 | 吉田克美 | 雅生 ○直枝 |
2 | 観音涼しうらもおもてもありません | いそべみつ | かりん 青史 |
1 | 夏陰や三猿踊る庚申塔 | 永鳥真弓 | ○主宰 |
1 | 土牢を見にのうぜんの寺に入る | 川村文英 | みつ |
1 | 青銀杏天王歌の節回し | 上野かりん | 満智子 |
1 | 紫陽花の朽ちて人波遠ざかる | 上野かりん | 誠子 |
1 | 水面揺れ逆立ちのハス揺れにけり | 山崎青史 | よしき |
1 | 土牢の平・断面図夏の蝶 | 川村文英 | 主宰 |
1 | 老僧の午睡を覚ます凌霄花 | 中島讃良 | ○誠子 |
1 | 長谷観音波音入れて茂りかな | 伊藤紀子 | かりん |
1 | 目移りの長谷寺キッズ青葉光 | 田中貞雄 | ○雅生 |
1 | 焦点を石斛に会わす背涼し | いそべみつ | 満智子 |
1 | 眺望の寺へ白南風由比の風 | 大西よしき | 満智子 |
1 | 唄も出て神輿の由来旱梅雨 | 山崎青史 | 直枝 |
1 | 蓮開く音は幻夢に古刹かな | 中島讃良 | ○紀子 |
1 | 地蔵堂山百合の息深々と | 上野かりん | 讃良 |
1 | 初蝉や椨の根瘤を崇めたる | 田中貞雄 | 雅生 |
1 | 初蝉や武勇景政偲ぶ風 | 大西よしき | 雅生 |