No.146
日時 : 平成16年2月7日(土) 晴
吟行先 : 荏柄天神社 護良親王墓 瑞泉寺 参加者 : 21人 |
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合点 | 作 品 | 作 者 | 選 者 |
9 | 鈴を買ふやさしき春の音させて | 石川曲水 | ○けんじ ○快泉 晴見 貞雄 ○耕路 尚子 雛子 直枝 克美 |
8 | 篁に声明を入れ春北風 | 盛戸まりの | ○京子 晴見 のぶ子 貞雄 東子 暢子 久美 克美 |
7 | 老梅の矍鑠苔を鎧ひたる | 遠藤けんじ | ○快泉 ○晴見 のぶ子 貞雄 恵津子 一美 ○久美 |
7 | 山懐に陽の落し種福寿草 | 田中一美 | 晴見 貞雄 耕路 暢子 久美 直枝 よしき |
5 | 紅梅や知恵の神酒に酔少し | 遠藤けんじ | 曲水 東子 ○尚子 ○雛子 雅生 |
5 | 蕊(しべ)長く咲くは窶れか冬ざくら | 湯浅晴見 | けんじ 京子 快泉 ○のぶ子 ○よしき |
4 | 水かげろふ低き読経の冴返る | 福永尚子 | 京子 暢子 久美 直枝 |
4 | 谷戸のまだ冬の居据る矢倉跡 | 中田のぶ子 | けんじ 快泉 東子 政子 |
4 | 臨月の揺動にあり辛夷の芽 | 田中一美 | ○けんじ ○のぶ子 耕路 雅生 |
4 | 白雲の燦々過ぐる古木梅 | 田中一美 | けんじ ○快泉 貞雄 まりの |
4 | 梅真白なり消し炭の御礼肥 | 田中貞雄 | 晴見 のぶ子 ○一美 雅生 |
4 | 一輪の仏心として諸葛菜 | 鈴木直枝 | 曲水 ○京子 快泉 のぶ子 |
3 | 桜の芽白無垢乗せし人力車 | 菅野雅生 | けんじ のぶ子 雛子 |
3 | 白梅や山ふところを抜けてきし | 鈴木直枝 | 曲水 快泉 晴見 |
3 | 神輿蔵紅白梅へ開きたる | 中田のぶ子 | 快泉 尚子 一美 |
3 | 檀の実はじけて空へ夢吊す | 湯浅恵津子 | 京子 晴見 よしき |
3 | 神域のやぐらを伝ふ春の水 | 湯浅晴見 | 京子 のぶ子 東子 |
3 | 梅ほつほつ白苔ばかり褒めらるる | 吉田克美 | 京子 ○政子 まりの |
3 | 知の神にあせびの一花ゆれてをり | 渋谷雛子 | けんじ ○晴見 政子 |
3 | 福寿草夢窓国師の世に浸る | 渋谷雛子 | のぶ子 ○貞雄 ○暢子 |
3 | 萩寺の萩丸坊主春浅し | 大西よしき | 曲水 貞雄 ○直枝 |
3 | どくもく地蔵に仏灯ほのか春浅し | 加賀暢子 | 曲水 京子 快泉 |
3 | 三椏のほつほつ咲いて風生る | 加賀暢子 | けんじ 曲水 雛子 |
3 | 水仙の向きそれぞれに香を放つ | 川上久美 | けんじ 曲水 快泉 |
3 | とびきりの翼を掲げ春の鳶 | 神戸京子 | けんじ 恵津子 ○克美 |
3 | 行雲の輝き指して銀杏の芽 | 渋谷雛子 | ○京子 貞雄 よしき |
2 | 陽の雫として一滴の福寿草 | 福永尚子 | けんじ 貞雄 |
2 | 梅の翳のせゆく水のくぼみかな | 福永尚子 | 貞雄 ○尚子 |
2 | 春泥に佇ち尊氏の由来聞く | 盛戸まりの | ○晴見 尚子 |
2 | 良き声の小鳥来てをり冬桜 | 山田耕路 | けんじ 政子 |
2 | 駘蕩や河童そよめく絵筆塚 | 湯浅晴見 | 貞雄 一美 |
2 | 梅を詠む男の顔の履歴かな | 湯浅晴見 | 恵津子 よしき |
2 | 春空を高め親王塚眠る | 湯浅晴見 | 貞雄 ○東子 |
2 | 余寒なほ神木の紙幣ゆれやまず | 中田のぶ子 | けんじ ○雅生 |
2 | 天神の絵馬の背伸びや梅日和 | 田中一美 | 京子 晴見 |
2 | いま消えし地靄の跡の福寿草 | 田中貞雄 | ○京子 まりの |
2 | 信じ合ふ眼が眼に澄めり水仙花 | 石川曲水 | ○けんじ まりの |
2 | 筆塚の河童千態梅日和 | 遠藤けんじ | 京子 雅生 |
2 | 下萌えの覗く踏石岩庭へ | 川上久美 | 曲水 快泉 |
2 | 東風に押され親王墓へ喘ぎつつ | 川上久美 | 曲水 克美 |
2 | 走るリス紅白梅に酔心地 | 川上久美 | 快泉 貞雄 |
2 | 碧空をうづめ辛夷の花芽立つ | 神戸京子 | 貞雄 久美 |
2 | 春の霜ふと親王の泪とも | 鈴木直枝 | 京子 晴見 |
1 | みちのべの笑ひさざめく梅の空 | 舩山東子 | 晴見 |
1 | 中吉の神籤大事と梅二月 | 舩山東子 | のぶ子 |
1 | 吹かれゐる莟の重さ辛夷の樹 | 中田のぶ子 | けんじ |
1 | 崖降る風石庭の冬浅し | 中田のぶ子 | 快泉 |
1 | はちきれんばかりの絵馬や天神社 | 塚本政子 | 快泉 |
1 | 岩庭に錦屏山の東風の波 | 田中一美 | ○恵津子 |
1 | 山茶花の一花華やぎ墓所の階 | 舩山東子 | 尚子 |
1 | 絵馬の紐清らに伸びて大試験 | 盛戸まりの | 晴見 |
1 | 山越えの春潮の香や僧走る | 盛戸まりの | 京子 |
1 | 瞬けば日の中に渦春とのみ | 盛戸まりの | 晴見 |
1 | 一、二輪生命(いのち)灯して冬桜 | 山田耕路 | のぶ子 |
1 | 水仙の花首をさげ日脚伸ぶ | 山田耕路 | 恵津子 |
1 | 白梅の気高きうちに愁あり | 山田耕路 | ○貞雄 |
1 | 梅の寺見て来し頬のゆるびたる | 湯浅恵津子 | 快泉 |
1 | 三椏の莟明りや梅天神 | 湯浅恵津子 | ○曲水 |
1 | 紅梅の旬の日に開け神輿倉 | 田中貞雄 | 直枝 |
1 | 木の芽冷え水かげろうのほしいまま | 鈴木直枝 | 政子 |
1 | 綿雲の揺れかそけしや山笑う | 鈴木直枝 | 克美 |
1 | 冬木立芽吹きのいのちしかと抱き | 石田快泉 | 耕路 |
1 | 裏山の傾斜日当たる梅二月 | 石田快泉 | 曲水 |
1 | 男坂辿る山門冴返る | 大西よしき | 耕路 |
1 | 神鈴の揺れの止まずや大試験 | 加賀暢子 | 一美 |
1 | 谷戸寺の洞の天井陽炎ふや | 加賀暢子 | 貞雄 |
1 | 梅東風に揺れる余地なし絵馬の束 | 川上久美 | ○曲水 |
1 | 青軸の梅をくぐりて絵筆塚 | 神戸京子 | ○曲水 |
1 | どくもくの地蔵つらつら椿かな | 神戸京子 | のぶ子 |
1 | 瑞泉の扁額くぐり梅の海 | 神戸京子 | 雛子 |
1 | 歯朶芽吹く風化に消えし摩崖佛 | 渋谷雛子 | のぶ子 |
1 | 碑の彫りの深さなぞるも梅が下 | 渋谷雛子 | 曲水 |
1 | 早春の陰陽深し錦屏山 | 菅野雅生 | のぶ子 |
1 | 福寿草磁石のごとく吸引す | 菅野雅生 | 晴見 |
1 | 梅の香や河童の遊ぶ絵筆塚 | 菅野雅生 | 京子 |
1 | 早春の鎌倉が好き寺が好き | 石田快泉 | 曲水 |