No.156
日時 :平成17年1月8日(土)
吟行先 :鶴岡八幡宮(自由散策) 参加者 :24人 |
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合点 | 作 品 | 作 者 | 選 者 |
10 | 七草の雨に地の色動き出す | 石田快泉 | 貞雄 けんじ 晴見 東子 巴里 むつみ なつ ○弘香 よしき しげ子 |
8 | 提灯の万のゆるるや恵方道 | 鈴木直枝 | ○けんじ ○巴里 宏枝 耕路 雅生 ○よしき 花梨 操 |
6 | 一礼の払いたる邪気弓始 | 鈴木直枝 | 貞雄 けんじ 快泉 巴里 ○宏枝 一美 |
5 | 北風(きた)つのる視界百度の白兎波 | 渋谷雛子 | 貞雄 けんじ むつみ 政子 しげ子 |
5 | 青竹をほとばしり出る初手水 | 伊藤紀子 | けんじ 曲水 快泉 巴里 東子 |
5 | 二拝する腰を押さるる初詣 | 菅野雅生 | ○曲水 ○快泉 ○晴見 一美 花梨 |
5 | 鳥居より懐手解く初詣 | 石田快泉 | 貞雄 曲水 晴見 なつ 幹 |
5 | 初凪や人満載の段葛 | 中島宏枝 | 貞雄 ○曲水 巴里 東子 直枝 |
5 | 神前の一処真空手斧初め | 中島宏枝 | 貞雄 巴里 ○東子 雅生 むつみ |
4 | 冬木の芽無言の行に耐えており | 山田耕路 | 貞雄 けんじ 快泉 暢子 |
4 | 大銀杏のみ風を知り年迎ふ | 石川曲水 | ○晴見 巴里 東子 耕路 |
4 | 紅梅の紅の仕へる辨財天 | 石川曲水 | 巴里 宏枝 弘香 雛子 |
4 | 人波の中の一人の初詣 | 遠藤けんじ | 晴見 ○宏枝 花梨 雛子 |
4 | 初鴛鴦(おし)の寄り添ひ波を立てずをり | 舩山東子 | けんじ 曲水 宏枝 弘香 |
4 | 枯れ切って千年語る大銀杏 | 福島しげ子 | 曲水 宏枝 なつ 操 |
4 | 松明けの薄日に長き段葛 | 田中一美 | 曲水 快泉 ○晴見 ○政子 |
4 | 赤ちゃんのずり落ちさうな初詣 | すずき巴里 | 貞雄 晴見 花梨 雛子 |
4 | 身を縛るひかりの縄や初日の出 | 田中一美 | 貞雄 ○雅生 むつみ 政子 |
3 | 人を恋ふひと日ありけり四日かな | 舩山東子 | 晴見 雅生 暢子 |
3 | 柏槙の仁王立ちなる淑気かな | 田中一美 | 快泉 晴見 耕路 |
3 | 浮寝ともなく弁天の鴨浮ける | 石川曲水 | 東子 よしき しげ子 |
3 | しづやしづ舞ふはまぼろし老の春 | 石川曲水 | 雅生 一美 ○直枝 |
3 | リスの声恵方詣の後先に | 上野花梨 | 貞雄 晴見 宏枝 |
3 | 抜け道と言へど福徳恵方とす | 大西よしき | ○貞雄 直枝 ○しげ子 |
3 | ひょっとこのお面も並ぶ初みくじ | 伊藤紀子 | 曲水 快泉 しげ子 |
3 | 宮鳩のとよもす空や初詣 | 鈴木直枝 | 曲水 ○巴里 操 |
3 | ものの芽の動く気配の淑気かな | 遠藤けんじ | ○耕路 ○暢子 政子 |
3 | 初詣まつはるものを払ひけり | 加賀暢子 | 直枝 ○雛子 ○幹 |
3 | 松とれて骨董店の昼灯し | 福島しげ子 | 晴見 巴里 紀子 |
3 | 冬芽抱き芽吹き待ちつつ段葛 | 山田耕路 | 曲水 快泉 よしき |
2 | 寒ぼたん屈みて笑めば笑み返す | 佐藤弘香 | ○けんじ ○東子 |
2 | 初春や雲の箒目清く立つ | 佐藤弘香 | ○なつ 幹 |
2 | 去年今年宮詣より寺詣 | 田中貞雄 | 巴里 暢子 |
2 | 繭玉や鳩総立ちの風の中 | 鈴木直枝 | けんじ 東子 |
2 | 寄り添つて色深めゆく冬牡丹 | 湯浅晴見 | けんじ 快泉 |
2 | 冠雪の不二撮る少年耳透けて | 渋谷雛子 | 東子 ○むつみ |
2 | 高床の藁屋清しき冬牡丹 | 本島むつみ | 貞雄 曲水 |
2 | ゆっくりと浦賀水道冬の航 | 加賀暢子 | 快泉 弘香 |
2 | 読初めの「願あまた」なる宮に立つ | 大西よしき | 曲水 紀子 |
2 | 初乗りのとんと進まぬ路線バス | 田中一美 | 晴見 巴里 |
2 | 掌に承けし寒九の水で口清む | 菅野雅生 | 曲水 快泉 |
2 | 初旅の日記に載せし八幡宮 | 上野花梨 | 快泉 ○紀子 |
2 | アロエの花公達然と佇ちにけり | 菅野雅生 | よしき 幹 |
2 | 風すこし弁財天の旗襖 | 舩山東子 | 貞雄 ○曲水 |
2 | 垣越えしことにやすらぐ寒椿 | 塚本政子 | 快泉 晴見 |
2 | 初日今安房山系の雲抜けて | 渋谷雛子 | 宏枝 耕路 |
2 | 命あるものへあまねく初日影 | 石田快泉 | けんじ 政子 |
1 | 旗上げ旗へ菰をあみだに寒牡丹 | 田中貞雄 | けんじ |
1 | 宮鳩の銀の群翔淑気満つ | 本島むつみ | 東子 |
1 | 冬牡丹一途に充たす風戯え | 加賀暢子 | 晴見 |
1 | 藁囲ひ可愛ゆてならぬ冬ぼたん | 大西よしき | 操 |
1 | 街路樹の瘤隆々と寒に入る | 山田耕路 | けんじ |
1 | わん曲の淑気漂ふ太鼓橋 | 菅野雅生 | 宏枝 |
1 | 出初式動けば過疎の街動く | 塚本政子 | 紀子 |
1 | 凍道をすべらぬように初仕事 | 佐藤弘香 | ○快泉 |
1 | 武の宮を除けて古刹や初詣 | 田中貞雄 | ○巴里 |
1 | 寒波来る仁王立ちして大欅 | 石田快泉 | 暢子 |
1 | 大銀杏千回過ぎたり初詣 | 村松 幹 | ○快泉 |
1 | 和手拭の干支の酉なく小町道 | 伊藤紀子 | 貞雄 |
1 | 鎌倉に一服はなし松過ぎも | 大西よしき | 曲水 |
1 | 初御空大臣山はなだらかに | 石川曲水 | ○けんじ |
1 | 久闊の友との御慶舞殿まへ | 田中貞雄 | 晴見 |
1 | 大事なるひい様のごと寒ぼたん | 別府 操 | ○花梨 |
1 | 寒行の声山肌を擽らす | 佐々木なつ | 一美 |
1 | 群鳩のたかぶりやまぬ初社 | 湯浅晴見 | 直枝 |
1 | 初日の出浴びて大吉子に笑顔 | 佐々木なつ | 操 |
1 | 年酒酌む子よりも孫と気が合ひて | 遠藤けんじ | 雛子 |
1 | 酉年の鳥数えるや源平池 | 村松 幹 | 快泉 |
1 | 否応なく付き合はさるる福詣 | 田中貞雄 | 巴里 |
1 | オブジェの相なす銀杏の初明り | 別府 操 | なつ |
1 | 木々の芽のまだ鋭角や山眠る | 佐々木なつ | 幹 |
1 | 初波の遠寄す鎌倉大鳥居 | すずき巴里 | けんじ |
1 | 麦田もち山脈なせる淑気かな | すずき巴里 | 紀子 |
1 | 人はみな翳りを秘むや初詣 | 中島宏枝 | けんじ |
1 | 春着の褄軽くつまんで階上る | 別府 操 | 貞雄 |
1 | 冬ぼたん花嫁人形佇つごとし | 上野花梨 | ○一美 |
1 | 初買いの恋みくじとす六十路なり | 伊藤紀子 | 巴里 |
1 | 鎌倉の土産も楽し初句会 | 湯浅晴見 | 宏枝 |
1 | 放生の池に寒禽鳴き渡り | 山田耕路 | 弘香 |