No.161
日時 :平成17年6月11日(土)
吟行先 :荏柄神社 覚園寺 参加者 :20人 |
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合点 | 作 品 | 作 者 | 選 者 |
7 | 干支それぞれ神将拝す五月闇 | 菅野雅生 | 主宰 けんじ 曲水 双葉 のぶ子 なつ 直枝 |
6 | 蝋燭の仄と涼しき窟仏 | 佐藤弘香 | けんじ 曲水 東子 直枝 たか ○花梨 |
6 | まるまると鬼門の庭の梅青し | 上野花梨 | ○曲水 宏枝 双葉 ○たか 雅生 弘香 |
6 | 梅雨の闇尊氏謹書照らさるる | 中島宏枝 | 主宰 ○充子 のぶ子 双葉 弘香 ○よしき |
5 | 緑雨来て河童遊びし絵筆塚 | 佐藤弘香 | 宏枝 東子 よしき 花梨 幹 |
5 | 窟の灯のゆらぎに開く岩煙草 | 中島宏枝 | 主宰 曲水 たか 花梨 たけし |
5 | 紫陽花や六道輪廻説かれゐる | 中田のぶ子 | 主宰 充子 ○雅生 暢子 ○幹 |
4 | 悔多きかわらけ割って青葉風 | 加賀暢子 | ○曲水 充子 宏枝 たけし |
4 | 夏鶯鎌倉宮の葉ごもりに | 中島宏枝 | のぶ子 ○直枝 ○操 たか |
4 | 厄払ひの盃投げて暑気払ふ | 星野双葉 | 主宰 けんじ 曲水 よしき |
4 | 口上は早口で聞く梅雨の寺 | 塚本政子 | 主宰 ○弘香 暢子 操 |
4 | 雨音に実梅の生毛光りけり | 佐々木なつ | 曲水 双葉 直枝 政子 |
4 | 生き返る河童緑雨の絵筆塚 | 新江たか | 主宰 曲水 のぶ子 たけし |
4 | 荏柄天神青葉のしずく浴びて吉 | 磯部充子 | 双葉 東子 弘香 なつ |
3 | 楠若葉重文の千木見え隠れ | 中田のぶ子 | ○主宰 宏枝 雅生 |
3 | 蓮の葉の露転がして説法す | 村松幹 | のぶ子 ○双葉 東子 |
3 | 陽を神と雨を仏と四葩咲く | 遠藤けんじ | 政子 花梨 幹 |
3 | 梅雨に入る槇の古株の瘤と洞 | 田中貞雄 | けんじ 宏枝 東子 |
3 | 黒南風や大槇の幹水化粧 | 中島宏枝 | ○主宰 ○充子 ○双葉 |
3 | マキ大樹梅雨の重さを垂下せり | 中田のぶ子 | けんじ 双葉 たか |
3 | 天神の朱を青梅の隙間より | 中田のぶ子 | けんじ 充子 政子 |
3 | 弥陀佛に逢ふみち老鶯あと先に | 星野双葉 | ○けんじ 宏枝 暢子 |
3 | 古刹縁起の説話せつせつ梅雨昏し | 遠藤けんじ | ○のぶ子 充子 雅生 |
3 | 光背の新樹光かな鞘阿弥陀 | 村松幹 | 主宰 ○のぶ子 たけし |
3 | 梅雨しとど河童浮き出す絵筆塚 | 菅野雅生 | 曲水 充子 ○東子 |
3 | 名刹の紫衣染め余す岩煙草 | 鈴木直枝 | けんじ のぶ子 双葉 |
3 | 槇大樹けぶらせてゐる梅雨洩れ日 | 田中貞雄 | のぶ子 宏枝 東子 |
2 | 岩たばこ咲き風触の十三仏 | 石川曲水 | 双葉 東子 |
2 | さやさやと川面の十薬明りかな | 佐藤弘香 | 東子 ○たけし |
2 | 枇杷色づき急に親しくなりし辻子 | 田中貞雄 | けんじ のぶ子 |
2 | 梅雨灯しかまどの罅に住むものは | 鈴木直枝 | 東子 弘香 |
2 | 滴りのやぐら十三佛灯す | 新江たか | けんじ 充子 |
2 | 老鶯の遠近(おちこち)遊ぶ寺領かな | 塚本政子 | なつ 操 |
2 | 紫陽花の彩惜しみたる古刹かな | 鈴木直枝 | 曲水 ○宏枝 |
2 | 十薬や吹いて石割る厄払い | 青木たけし | ○政子 操 |
2 | 覚園寺緑雨に目覚め緑雨かな | 上野花梨 | ○主宰 東子 |
2 | 荏柄天神朱塗り新たに梅は実に | 遠藤けんじ | 主宰 なつ |
2 | 梅雨じめり河童蠢く絵筆塚 | 大西よしき | ○宏枝 のぶ子 |
2 | 夏萩や急かされて知る緩き坂 | 中田のぶ子 | 主宰 東子 |
2 | 十二神将崇むあぢさゐまだ若し | 大西よしき | 曲水 ○なつ |
2 | 筆塚の河童百態梅雨湿り | 遠藤けんじ | 直枝 操 |
1 | 名刹の一景なせる金糸梅 | 石川曲水 | けんじ |
1 | 蝋燭の明かりとどかぬ梅雨の堂 | 上野花梨 | 東子 |
1 | 南東風や絵馬満杯に風待てり | 加賀暢子 | ○東子 |
1 | 遠目なる朴伽藍神のごと仰ぐ | 菅野雅生 | 幹 |
1 | 法の山緑滴る僧説法 | 佐々木なつ | 操 |
1 | 尊氏の息吹を肌に槙青葉 | 磯部充子 | ○のぶ子 |
1 | 水色の服がぴつたりあじさい寺 | 別府操 | ○けんじ |
1 | ほたる袋しんがりを待つ立休み | 田中貞雄 | のぶ子 |
1 | 地蔵堂の手の中にあり岩たばこ | 上野花梨 | 曲水 |
1 | 黒南風や眼光鋭き黒地蔵 | 新江たか | けんじ |
1 | 蕺草に合わせて露草白く咲き | 青木たけし | 暢子 |
1 | おびんづる撫でられ微笑て青葉闇 | 村松幹 | 主宰 |
1 | 祈ぎごとを炎に託し若葉寒 | 佐々木なつ | 宏枝 |
1 | 梅雨の入り河童がはしゃぐ絵筆塚 | 青木たけし | 雅生 |
1 | 龍の絵の薄れし堂や青葉梅雨 | 新江たか | 曲水 |
1 | 散りし花濡れ葉に受けし岩たばこ | 佐々木なつ | ○曲水 |
1 | 小流れに沿ふ夏萩の紅乱る | 新江たか | 宏枝 |
1 | 山深く法話早口繁茂せり | 佐藤弘香 | 双葉 |
1 | 十薬の灯り古刹は欝然と | 大西よしき | 充子 |
1 | 茅葺と神将の斬る梅雨じめり | 菅野雅生 | 政子 |
1 | 梁牌のうすずみ色や梅雨曇り | 石川曲水 | 花梨 |
1 | 寅年は真達羅大将椰は実に | 星野双葉 | よしき |
1 | 大銀杏の傘下実生の子沢山 | 遠藤けんじ | 充子 |
1 | 黒地蔵梅雨の走りの風孕む | 石川曲水 | ○暢子 |
1 | 筆塚のカッパ絵の勢梅雨に入る | 中島宏枝 | 東子 |
1 | 万緑やカッパ集まる絵筆塚 | 村松幹 | 曲水 |
1 | あじさいよ今日一日雨よばないでネ | 別府操 | けんじ |
1 | 犬走り沿いに出揃ふ岩たばこ | 田中貞雄 | よしき |
1 | 滴りの窟の仏の灯のゆらぎ | 磯部充子 | ○けんじ |