No.163
日時 :平成17年8月13日(土)
吟行先 :大巧寺 本覚寺 妙本寺 参加者 :17人 |
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合点 | 作 品 | 作 者 | 選 者 |
6 | 蜩や一灯うすき蛇苦止堂 | 田中一美 | けんじ 曲水 快泉 宏枝 雅生 ○直枝 |
6 | 袖塚の少し華やぐ盆用意 | 鈴木直枝 | ○のぶ子 宏枝 雅生 ○たか よしき 花梨 |
6 | 剥落のきはまる仁王秋暑し | 石川曲水 | のぶ子 宏枝 直枝 たか よしき ○紀子 |
4 | のうぜんの火焔下火の比企ヶ谷 | 菅野雅生 | けんじ のぶ子 宏枝 たけし |
4 | 露草の瑠璃を深めて雨あがる | 石田快泉 | けんじ 一美 たけし 恒基 |
4 | 溽暑解く比企ヶ谷の風の道 | 吉田克美 | 曲水 のぶ子 たか たけし |
4 | 蓮の葉の昨夜の形見の露ひとつ | 中島宏枝 | 主宰 快泉 克美 紀子 |
3 | 碑銘なき 子の墓なり秋暑し | 新江たか | 主宰 ○曲水 暢子 |
3 | 本覚寺大画になりぬ百日紅 | 上野花梨 | ○快泉 のぶ子 暢子 |
3 | 秋蝉や剥落激し仁王像 | 中島宏枝 | けんじ 曲水 ○快泉 |
3 | 空蝉の置いて華やぐ一人膳 | 伊藤紀子 | 主宰 曲水 恒基 |
3 | 花臭木彩失へり蛇苦止池 | 中田のぶ子 | 主宰 けんじ 曲水 |
3 | 立ちて聞く鎌倉史談蝉時雨 | 遠藤けんじ | 曲水 快泉 たか |
3 | 唖蝉や石のつぺらと 子の墓 | 菅野雅生 | ○けんじ 直枝 ○暢子 |
3 | にぎり福握り黙祷盆の入り | 大西よしき | 曲水 宏枝 一美 |
3 | かなかなに語部託す比企ヶ谷 | 大西よしき | けんじ のぶ子 紀子 |
3 | 放心の蔓先凌霄残花かな | 中島宏枝 | ○けんじ ○のぶ子 ○一美 |
3 | 竹の御所人知れず咲く藪みょうが | 青木たけし | 主宰 曲水 宏枝 |
3 | 新涼の広宣流布像廂眉 | 田中一美 | 主宰 のぶ子 直枝 |
2 | 比企ヶ谷諸行無常の蝉時雨 | 青木たけし | のぶ子 ○克美 |
2 | くろがねの腕の車夫の残夏かな | 鈴木直枝 | ○主宰 のぶ子 |
2 | 女郎花庫裡へ弱日の細き道 | 石川曲水 | 快泉 宏枝 |
2 | 蟻忙し秋めく風の通る道 | 伊藤紀子 | 主宰 克美 |
2 | 初ひぐらし蛇苦止ヶ池の昏れよどみ | 中島宏枝 | けんじ のぶ子 |
2 | つく法師無縁仏の片寄せて | 加賀暢子 | ○曲水 ○快泉 |
2 | 葉隠れにひそと秋待つ楝の実 | 遠藤けんじ | 宏枝 紀子 |
2 | 鳴きいそぐ蝉の坩堝や妙本寺 | 石川曲水 | 一美 たけし |
2 | 蓮の露小虫成仏しておりぬ | 田中一美 | 主宰 雅生 |
2 | 盂蘭盆の吟行もまた行ならん | 中島宏枝 | 快泉 よしき |
2 | 郁子の実の無愛想なる悟り顔 | 鈴木直枝 | ○宏枝 一美 |
2 | 百日紅いつも変わらず思ふこと | 石田快泉 | 花梨 ○恒基 |
2 | 命あれば良きこと多し盆詣り | 石田快泉 | けんじ ○花梨 |
2 | 揀の実大樹の姿勢確かにす | 菅野雅生 | 曲水 快泉 |
2 | 木目浮く羽目空蝉が見えを切る | 田中貞雄 | 宏枝 恒基 |
2 | 紅艶のミスおんめさま蓮蕾 | 田中一美 | けんじ のぶ子 |
2 | ひとしきり沸いては沈む蝉しぐれ | 上野花梨 | けんじ ○宏枝 |
2 | 比企ヶ谷腹割きて鯵天日干し | 中田のぶ子 | 快泉 花梨 |
1 | 藪茗荷 子の墓碑へ導きぬ | 上野花梨 | ○たけし |
1 | 盆迎え梵字歯ぶらしかけており | 吉田克美 | のぶ子 |
1 | 栴檀の青実偏に揺れにけり | 田中一美 | 宏枝 |
1 | 白蓮の過去と現在未来形 | 菅野雅生 | 花梨 |
1 | 紫の季のすぎゆく四葩坂 | 石田快泉 | 曲水 |
1 | 空蝉の魂よみがえれつく法師 | 鈴木直枝 | けんじ |
1 | 空蝉の小枝に縋るおんめさま | 加賀暢子 | 主宰 |
1 | 楝の実人形塚の小暗くて | 石川曲水 | よしき |
1 | 剥落の仁王残暑を堪えてをり | 新江たか | 曲水 |
1 | 紙垂湿る蛇苦止堂の鬼やんま | 伊藤紀子 | 暢子 |
1 | 尺八の鳴らぬが如し蟻の穴 | 石川曲水 | 快泉 |
1 | 人力車ゆらりと発ちぬ鎌倉蝶 | 田中一美 | 雅生 |
1 | 吐き捨つるごと菌生る梅古木 | 田中貞雄 | ○曲水 |
1 | 郁子棚の下空っぽの立休み | 田中貞雄 | のぶ子 |
1 | 秋孕む瑞気満庭おんめさま | 大西よしき | 主宰 |
1 | 黒蝶のおりかけている墓涼し | いそべ恒基 | 快泉 |
1 | 朝顔の蔭の内なる朱印帖 | 中田のぶ子 | ○雅生 |
1 | 仏性の蟻集ひよる凌霄花 | 遠藤けんじ | 暢子 |
1 | 盆の入り祝うがごとく水ひき草 | 青木たけし | 紀子 |
1 | さやけしや上人の眉太々と | 鈴木直枝 | 快泉 |
1 | みんみんの声に元気をもらいけり | 石田快泉 | 恒基 |
1 | はすの葉や太陽の瞳をもっている | いそべ恒基 | 主宰 |
1 | 盆東風の大樹の根方深呼吸 | 加賀暢子 | 主宰 |
1 | 寺ごとに蝉声ありて秋に入る | 上野花梨 | 快泉 |
1 | 玉砂利の照りをいなして楝の実 | 田中貞雄 | ○のぶ子 |
1 | 空蝉の高層マンション一樹かな | 吉田克美 | 直枝 |
1 | 百日紅猿すべらせぬ古木なり | 新江たか | 曲水 |
1 | 蝉時雨時に眉毛に風通る | 遠藤けんじ | たか |
1 | 暗緑や蛇形池水を まじまじと | 田中貞雄 | ○よしき |
1 | 親指姫風に戯わむる紅蓮の花 | 伊藤紀子 | 克美 |
1 | 凌霄花の基より白き石だたみ | 菅野雅生 | 宏枝 |
1 | 比企谷ねんごろにおりつく法師 | 鈴木直枝 | 克美 |
1 | 語部となる蜩や比企ヶ谷 | 中島宏枝 | けんじ |