No.171
日時  : 平成18年4月8日(土)
吟行先 : 光照寺 源氏山 寿福寺ほか 
参加者 : 17人
 次回 平成18年5月吟行予告
 集合  : 5月13日(土) 午前11時
        JR藤沢駅改札口 集合場所注意のこと
 吟行先: 遊行寺(小栗判官墓) 源義経・首洗塚
 句会場: 交渉中

合点 作      品 作 者 選     者
6 山の弧の抱く桜の弧の幾重 中島宏枝 ○主宰 みつ 東子 ○雅生 ○たか ○よしき  
6 春の雷旗立山をちょっと攻め 菅野雅生 主宰 けんじ みつ ○のぶ子 宏枝 紀子  
4 花御堂明治の玻璃の深ゆがみ 中島宏枝 けんじ ○みつ 一美 ○勇  
4 雷を一本釣りのうらしま草 田中一美 みつ ○宏枝 東子 たか  
4 「天気予報あたりそうだよ」浦島草 こうのこうき 主宰 みつ 宏枝 雅生  
4 もののけの気配落花の源氏山 新江たか けんじ みつ 東子 勇  
3 俊基の霊を鎮める匂鳥 舩山東子 ○けんじ 快泉 よしき   
3 つかの間の雨あり虚子の忌の美しき 大西よしき 主宰 ○のぶ子 ○宏枝  
3 驟雨去ぬ遠山桜けぶらして 中田のぶ子 主宰 しげ子 勇  
3 雷過ぎて若葉滴に陽のゆるる 遠藤けんじ 主宰 宏枝 勇  
3 討死の椿累累源氏山 新江たか 快泉 雅生 勇  
3 春驟雨過ぎ万物のひかりをり 中田のぶ子 久美 花梨 ○こうき  
3 補聴器に障りよきかな桜風 舩山東子 ○主宰 けんじ 宏枝  
3 寿福寺の静かに遠き花御堂 菅野雅生 宏枝 たか ○花梨   
3 花ぐもりクルスの紋の紅の褪せ 中島宏枝 主宰 東子 花梨  
3 目の限り日本画と見し春の山 福島しげ子 快泉 一美 よしき  
3 春雷の一撃源氏山ゆらぐ 遠藤けんじ 宏枝 東子 ○一美  
3 さくら疾風に髪乱されてまた老ける 田中貞雄 けんじ ○快泉 のぶ子  
3 谷深く清明の日の川の音 伊藤紀子 主宰 のぶ子 政子  
3 源氏山楤芽の呆けて風雨呼ぶ 田中貞雄 よしき こうき しげ子  
3 踏まぬよう踏まぬようにと花の屑 上野花梨 快泉 たか 紀子  
3 春光に語り出しそう頼朝像 福島しげ子 けんじ 快泉 一美  
3 花冷えや隠れクルスの紋所 田中一美 ○主宰 けんじ 政子  
2 古りし朱のクルス紋かな花曇 川上久美 けんじ 宏枝  
2 北鎌倉源平桃の咲き誇る 舩山東子 快泉 ○政子  
2 春愁や仏は眼閉ぢしまま 石田快泉 ○東子 こうき  
2 走り根の階いくつ芽吹山 川上久美 ○のぶ子 ○紀子  
2 花守は頼朝なるや源氏山 中島宏枝 ○主宰 けんじ  
2 車字へ隠れクルス著莪の寺 菅野雅生 ○東子 しげ子  
2 うぐひすに啼きたてられて山下る 石田快泉 けんじ 久美  
2 下校児の興味津津おどり子草 中田のぶ子 けんじ みつ  
2 百幹の竹のざわめき散る桜 福島しげ子 のぶ子 東子  
2 木漏れ日と雫も春の嵐あと 菅野雅生 宏枝 東子  
2 空耳のごと一つ鳴る春の雷 伊藤紀子 ○久美 政子  
2 紅ひそと差して純白桃の花 遠藤けんじ 快泉 こうき  
2 連翹の光りと翳やクルス紋 いそべみつ 宏枝 たか  
2 谷隔て春の小山のはんなりと いそべみつ 主宰 久美  
2 水響きけり川床の落花中 田中貞雄 東子 久美  
2 花見衆馳せ参じたる旗立山 田中貞雄 ○快泉 のぶ子  
2 花巡り下り下りて虚子の墓 上野花梨 主宰 雅生  
2 田を起す農機ミニなり山の内 菅野雅生 快泉 花梨  
2 鶯しきり雨後の山路滑るなと 田中一美 けんじ 快泉  
2 小綬鶏のちょつときてみよ虚子の墓 菅野雅生 みつ よしき  
1 連翹の土手染めあげし光照寺 新江たか 紀子  
1 虚子忌よと夢と祈りと死と日向 こうのこうき みつ  
1 頼朝と虚子を拝して灌仏会 田中貞雄 ○快泉  
1 幹岐れ岐れて枝垂れさくらかな 石田快泉 こうき  
1 訪ねれば門前払ひ花御堂 上野花梨 主宰   
1 春の雷地球の丸さ知りながら こうのこうき のぶ子  
1 下り坂息の乱れに春の汗 舩山東子 快泉  
1 春驟雨去る遠山の陽射しかな 新江たか 東子  
1 柏槇の骨桃色に円覚寺 高橋勇 しげ子  
1 おしやぶき地蔵の合はせる御手に落花かな 中島宏枝 主宰   
1 頼朝像見上げし背に春の雨 塚本政子 快泉  
1 緑青の屋根垣間見ゆ花の雲 川上久美 ○しげ子  
1 愛想なし踏切り長し虚子忌だし こうのこうき みつ  
1 春の雲ななつ数えてふりだしに こうのこうき 雅生  
1 春雷のあとの白雲頼朝像 田中一美 花梨  
1 雨除けの源氏の山の笑い出す 上野花梨 政子  
1 走り根にたたらを踏みし春の山 大西よしき ○のぶ子  
1 谷戸深く鶯の声透き通る 福島しげ子 ○東子  
1 雷雨過ぎうぐいすの声風の艶 いそべみつ ○けんじ  
1 頼朝像桜吹雪を横顔に 遠藤けんじ 主宰  
1 頼朝像台座の右に草萌ゆる 中田のぶ子 一美  
1 花埃鎮めの驟雨光り帯ぶ 田中貞雄 東子   
1 打ち重なる境ぼかして山笑ふ 川上久美 紀子  
1 キリシタン隠す寺紋に風光る 福島しげ子 快泉  
1 照り雨に色気ほんのり若楓 高橋勇 ○けんじ