No.171
日時 : 平成18年4月8日(土)
吟行先 : 光照寺 源氏山 寿福寺ほか 参加者 : 17人 |
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合点 | 作 品 | 作 者 | 選 者 |
6 | 山の弧の抱く桜の弧の幾重 | 中島宏枝 | ○主宰 みつ 東子 ○雅生 ○たか ○よしき |
6 | 春の雷旗立山をちょっと攻め | 菅野雅生 | 主宰 けんじ みつ ○のぶ子 宏枝 紀子 |
4 | 花御堂明治の玻璃の深ゆがみ | 中島宏枝 | けんじ ○みつ 一美 ○勇 |
4 | 雷を一本釣りのうらしま草 | 田中一美 | みつ ○宏枝 東子 たか |
4 | 「天気予報あたりそうだよ」浦島草 | こうのこうき | 主宰 みつ 宏枝 雅生 |
4 | もののけの気配落花の源氏山 | 新江たか | けんじ みつ 東子 勇 |
3 | 俊基の霊を鎮める匂鳥 | 舩山東子 | ○けんじ 快泉 よしき |
3 | つかの間の雨あり虚子の忌の美しき | 大西よしき | 主宰 ○のぶ子 ○宏枝 |
3 | 驟雨去ぬ遠山桜けぶらして | 中田のぶ子 | 主宰 しげ子 勇 |
3 | 雷過ぎて若葉滴に陽のゆるる | 遠藤けんじ | 主宰 宏枝 勇 |
3 | 討死の椿累累源氏山 | 新江たか | 快泉 雅生 勇 |
3 | 春驟雨過ぎ万物のひかりをり | 中田のぶ子 | 久美 花梨 ○こうき |
3 | 補聴器に障りよきかな桜風 | 舩山東子 | ○主宰 けんじ 宏枝 |
3 | 寿福寺の静かに遠き花御堂 | 菅野雅生 | 宏枝 たか ○花梨 |
3 | 花ぐもりクルスの紋の紅の褪せ | 中島宏枝 | 主宰 東子 花梨 |
3 | 目の限り日本画と見し春の山 | 福島しげ子 | 快泉 一美 よしき |
3 | 春雷の一撃源氏山ゆらぐ | 遠藤けんじ | 宏枝 東子 ○一美 |
3 | さくら疾風に髪乱されてまた老ける | 田中貞雄 | けんじ ○快泉 のぶ子 |
3 | 谷深く清明の日の川の音 | 伊藤紀子 | 主宰 のぶ子 政子 |
3 | 源氏山楤芽の呆けて風雨呼ぶ | 田中貞雄 | よしき こうき しげ子 |
3 | 踏まぬよう踏まぬようにと花の屑 | 上野花梨 | 快泉 たか 紀子 |
3 | 春光に語り出しそう頼朝像 | 福島しげ子 | けんじ 快泉 一美 |
3 | 花冷えや隠れクルスの紋所 | 田中一美 | ○主宰 けんじ 政子 |
2 | 古りし朱のクルス紋かな花曇 | 川上久美 | けんじ 宏枝 |
2 | 北鎌倉源平桃の咲き誇る | 舩山東子 | 快泉 ○政子 |
2 | 春愁や仏は眼閉ぢしまま | 石田快泉 | ○東子 こうき |
2 | 走り根の階いくつ芽吹山 | 川上久美 | ○のぶ子 ○紀子 |
2 | 花守は頼朝なるや源氏山 | 中島宏枝 | ○主宰 けんじ |
2 | 車字へ隠れクルス著莪の寺 | 菅野雅生 | ○東子 しげ子 |
2 | うぐひすに啼きたてられて山下る | 石田快泉 | けんじ 久美 |
2 | 下校児の興味津津おどり子草 | 中田のぶ子 | けんじ みつ |
2 | 百幹の竹のざわめき散る桜 | 福島しげ子 | のぶ子 東子 |
2 | 木漏れ日と雫も春の嵐あと | 菅野雅生 | 宏枝 東子 |
2 | 空耳のごと一つ鳴る春の雷 | 伊藤紀子 | ○久美 政子 |
2 | 紅ひそと差して純白桃の花 | 遠藤けんじ | 快泉 こうき |
2 | 連翹の光りと翳やクルス紋 | いそべみつ | 宏枝 たか |
2 | 谷隔て春の小山のはんなりと | いそべみつ | 主宰 久美 |
2 | 水響きけり川床の落花中 | 田中貞雄 | 東子 久美 |
2 | 花見衆馳せ参じたる旗立山 | 田中貞雄 | ○快泉 のぶ子 |
2 | 花巡り下り下りて虚子の墓 | 上野花梨 | 主宰 雅生 |
2 | 田を起す農機ミニなり山の内 | 菅野雅生 | 快泉 花梨 |
2 | 鶯しきり雨後の山路滑るなと | 田中一美 | けんじ 快泉 |
2 | 小綬鶏のちょつときてみよ虚子の墓 | 菅野雅生 | みつ よしき |
1 | 連翹の土手染めあげし光照寺 | 新江たか | 紀子 |
1 | 虚子忌よと夢と祈りと死と日向 | こうのこうき | みつ |
1 | 頼朝と虚子を拝して灌仏会 | 田中貞雄 | ○快泉 |
1 | 幹岐れ岐れて枝垂れさくらかな | 石田快泉 | こうき |
1 | 訪ねれば門前払ひ花御堂 | 上野花梨 | 主宰 |
1 | 春の雷地球の丸さ知りながら | こうのこうき | のぶ子 |
1 | 下り坂息の乱れに春の汗 | 舩山東子 | 快泉 |
1 | 春驟雨去る遠山の陽射しかな | 新江たか | 東子 |
1 | 柏槇の骨桃色に円覚寺 | 高橋勇 | しげ子 |
1 | おしやぶき地蔵の合はせる御手に落花かな | 中島宏枝 | 主宰 |
1 | 頼朝像見上げし背に春の雨 | 塚本政子 | 快泉 |
1 | 緑青の屋根垣間見ゆ花の雲 | 川上久美 | ○しげ子 |
1 | 愛想なし踏切り長し虚子忌だし | こうのこうき | みつ |
1 | 春の雲ななつ数えてふりだしに | こうのこうき | 雅生 |
1 | 春雷のあとの白雲頼朝像 | 田中一美 | 花梨 |
1 | 雨除けの源氏の山の笑い出す | 上野花梨 | 政子 |
1 | 走り根にたたらを踏みし春の山 | 大西よしき | ○のぶ子 |
1 | 谷戸深く鶯の声透き通る | 福島しげ子 | ○東子 |
1 | 雷雨過ぎうぐいすの声風の艶 | いそべみつ | ○けんじ |
1 | 頼朝像桜吹雪を横顔に | 遠藤けんじ | 主宰 |
1 | 頼朝像台座の右に草萌ゆる | 中田のぶ子 | 一美 |
1 | 花埃鎮めの驟雨光り帯ぶ | 田中貞雄 | 東子 |
1 | 打ち重なる境ぼかして山笑ふ | 川上久美 | 紀子 |
1 | キリシタン隠す寺紋に風光る | 福島しげ子 | 快泉 |
1 | 照り雨に色気ほんのり若楓 | 高橋勇 | ○けんじ |