No.175
日時 :平成18年8月12日(土) |
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合点 | 作 品 | 作 者 | 選 者 |
5 | 三門の濾す仏心と涼風と | 菅野雅生 | ○けんじ ○久美 よしき 花梨 紀子 |
4 | 鳶の来てかなかなの夢こはれさう | 中島宏枝 | のぶ子 久美 直枝 ○花梨 |
4 | 引潮の遺跡さやけし石の数 | 鈴木直枝 | 主宰 けんじ のぶ子 ○宏枝 |
3 | サーファーの昼餉裸で円陣で | 田中一美 | けんじ ○のぶ子 宏枝 |
3 | 裸子に取り囲まるる忘れ潮 | 中田のぶ子 | 主宰 一美 ○弘香 |
3 | 弔意かな一花もとどめなき蓮池 | 田中貞雄 | ○けんじ よしき 紀子 |
3 | 大海の風盆東風に変える門 | 上野花梨 | 主宰 のぶ子 紀子 |
3 | 山門の柱の素肌涼新た | 中島宏枝 | けんじ のぶ子 弘香 |
3 | 初ひぐらし浄土ヶ池の白昼夢 | 中島宏枝 | 主宰 けんじ ○直枝 |
3 | 六角井上るは涼気はた霊気 | 川上久美 | 主宰 ○けんじ のぶ子 |
3 | 雷来るか蓮の萼の向きし方 | 田中貞雄 | のぶ子 宏枝 雅生 |
2 | 炎昼や敗残兵のごと憩ふ | 遠藤けんじ | 主宰 のぶ子 |
2 | そこはかと秋立つ気配光明寺 | 大西よしき | けんじ ○雅生 |
2 | 八月の縁あれば遇ふ鎌倉蝶 | 佐藤弘香 | 一美 直枝 |
2 | 回廊や花托ばかりの蓮見なる | 大西よしき | ○主宰 直枝 |
2 | 扁額を仰ぎつたたむ秋日傘 | 鈴木直枝 | けんじ のぶ子 |
2 | 雄花雌花揃ひ蘇鉄の十夜寺 | 大西よしき | 主宰 弘香 |
2 | サァーファーの闊歩している寺の町 | 田中一美 | 主宰 花梨 |
2 | 一山を抱へはみ出す蝉時雨 | 川上久美 | 宏枝 ○紀子 |
2 | 大勢でゐて人恋し初ひぐらし | 中島宏枝 | けんじ ○のぶ子 |
2 | 風入れの根石の展く和賀江島 | 田中貞雄 | のぶ子 雅生 |
2 | 六角の井アジアンタムに風涼し | 遠藤けんじ | のぶ子 弘香 |
2 | 露草の命なるかな潮みち来 | 鈴木直枝 | 久美 雅生 |
2 | 背を抜ける回廊の風涼新た | 鈴木直枝 | 久美 花梨 |
2 | 蜩や寺の日ゆっくり傾きぬ | 田中一美 | けんじ 宏枝 |
2 | 住吉城址てふ切岸の葛の乱 | 中田のぶ子 | けんじ 宏枝 |
2 | 山門の風格蝉時雨弾く | 川上久美 | けんじ 弘香 |
1 | 引き潮の根石の墓場夏の浜 | 田中一美 | ○主宰 |
1 | 矢の根井戸二角小坪へ滴りし | 菅野雅生 | ○よしき |
1 | 山門へ届く潮風新涼や | 佐藤弘香 | けんじ |
1 | 原色の水着散らして和賀江島 | 中田のぶ子 | ○宏枝 |
1 | サーファーのごとく海辺のカレー食む | 上野花梨 | 雅生 |
1 | 水着人よそゆきの顔見当らず | 田中貞雄 | よしき |
1 | 先駆けの速さを返すあきあかね | 中田のぶ子 | 宏枝 |
1 | 秋潮の引いて浮きしや和賀江嶋 | 上野花梨 | よしき |
1 | 千手の手しゃがみて拝す秋暑し | 佐藤弘香 | 宏枝 |
1 | 扇子ぱたぱた材木座停留所 | 菅野雅生 | 花梨 |
1 | 山門に坐して初秋の風貰ふ | 大西よしき | のぶ子 |
1 | 花蘇鉄寺格式に倣ふ大 | 田中貞雄 | のぶ子 |
1 | 浮輪もち海へダッシュの夏休み | 伊藤紀子 | ○一美 |
1 | 裸子の小さき影を連れ走る | 中田のぶ子 | 久美 |
1 | 花果てて入水のやうに蓮の葉 | 中島宏枝 | けんじ |
1 | 雄花雌花蘇鉄咲かせて禅の寺 | 遠藤けんじ | 宏枝 |
1 | 蓮は実に蝉渾身の声をあぐ | 遠藤けんじ | 直枝 |
1 | 引き潮に秋寄り来れぬ和賀江嶋 | 菅野雅生 | 紀子 |
1 | 光明寺蘇鉄の花の香を纏う | 佐藤弘香 | 宏枝 |
1 | 回廊へ託す一身蓮浄土 | 菅野雅生 | 一美 |
1 | 荒葭簀いぬびわの実に色兆す | 中田のぶ子 | 一美 |