No.181
 日時  : 平成19年2月10日(土)
 吟行先 : 五所神社 長勝寺 安国論寺
 席題  : 紙(出題者 川上久美さん)
 参加者 : 16名
 次回 平成19年3月吟行予告
日時  : 3月10日(土) 10時30分
集合  : JR藤沢駅改札口(集合場所、時間 注意)
吟行  : 江の島
句会場: 鎌倉大路ビル(046-722-1496)

合点 作      品 作 者 選     者
7 法難の紅潔し落椿 田中一美 美智子 けんじ ○宏枝 久美 たか 花梨 紀子  
6 土光さん日蓮さんと梅の中 菅野雅生 美智子 ふみを けんじ 宏枝 花梨 幹  
6 阿の口を天に唐獅子春を呑む 福島しげ子 けんじ 久美 よしき たか 紀子 ○満智子   
5 春浅き紙垂の影さす板碑の偈 鳥居美智子 主宰 けんじ ○久美 ○よしき しげ子   
5 芽木明り濁世愁眉の摩利支天 田中貞雄 ○美智子 ○けんじ 宏枝 ○一美 久美  
4 蔦芽吹く前の骨組み南面窟 田中貞雄 ○美智子 一美 弘香 紀子  
4 日蓮の喝の射程の梅真白 田中貞雄 美智子 ふみを 宏枝 たか  
4 三面の相に春呼ぶ摩利支天 福島しげ子 ○主宰 美智子 宏枝 幹  
4 師の在すパノラマの海春霞 熊谷ふみを 主宰 美智子 久美 一美  
4 浅春の触れて木賊は紙の音 中島宏枝 ○ふみを けんじ 雅生 ○弘香  
4 余寒なほ名越の灸の白看板 佐藤弘香 ふみを けんじ ○雅生 ○花梨   
3 水温む四手の明(さや)けき寒垢離場 田中一美 雅生 よしき たか  
3 日朗の化身の数のふきのとう 中島宏枝 けんじ 雅生 紀子  
3 風眩し寄生木(ほや)のときめく摩利支天 鳥居美智子 ○主宰 雅生 しげ子   
3 ふきのとう仏足石をつつきおり 村松幹 美智子 宏枝 雅生  
3 万蕾の木々に結ばる紙名札 佐藤弘香 ふみを 宏枝 ○幹    
3 紙垂揺らす浅春の風神輿庫 川上久美 主宰 美智子 ○たか  
3 荒行の整う紙垂や水ぬくし 伊藤紀子 主宰 美智子 一美  
3 春手套とつて確かむ摩利支天 鳥居美智子 主宰 宏枝 よしき  
3 脚下照顧わが踏む苔も春兆す 遠藤けんじ 美智子 雅生 弘香  
2 みもざミモザ茂子みもざを遠見する 菅野雅生 けんじ 宏枝  
2 印相の陰陽に覚め蕗の薹 鳥居美智子 久美 満智子  
2 春光の表と裏の法華堂 田中一美 宏枝 ○しげ子  
2 春心のあふれて来たる摩利支天 中島宏枝 ○ふみを 弘香  
2 春障子紙に古色の法華堂 福島しげ子 けんじ 雅生  
2 紙なき世板碑に梵字の春きざむ 菅野雅生 ○紀子 満智子  
2 春興も詰め一塊の紙袋 熊谷ふみを 弘香 幹  
2 難四度(しかと)草芳しき安国論 大西よしき ふみを 一美  
2 和紙の偈に佛心寸心賜ふ春 田中貞雄 一美 よしき  
2 余寒かな板碑に炎のやうな文字 中島宏枝 美智子 ○けんじ   
2 来迎寺ミモザの笑みやまだ三分 伊藤紀子 満智子 幹  
2 春興や紙かさつかせにぎり飯 田中一美 美智子 花梨   
2 恋知らぬ猫のかしづく摩利支天 遠藤けんじ 主宰 ○雅生  
2 白梅に脚下照顧と諭さるる 川上久美 主宰 けんじ  
1 五所神社前分譲中春寒し 新江たか 主宰  
1 材木座ミモザの芽吹き明りかな 田中貞雄 花梨  
1 滑川しばし聞き入る春の音 佐藤弘香 たか  
1 水面をお盆とのりし落椿 菅野雅生 しげ子  
1 矢の先の何処春めく摩利支天 新江たか 美智子  
1 ぽつたりと咲いてミモザの花明り 福島しげ子 雅生  
1 立正安国北の雪解けなを遠く 遠藤けんじ ふみを  
1 お荼毘所を目差して出合ふしだれ梅 鳥居美智子 よしき  
1 春天や板碑梵字の太き切れ 田中一美 しげ子   
1 おほどかに咲いて三椏おかしけれ 佐藤弘香 ふみを   
1 曇天の白梅の香やくぐもれる 中島宏枝 しげ子  
1 日蓮の顔をかくすな櫻の芽 菅野雅生 満智子  
1 火焔光揺らす春光毘沙門天 伊藤紀子 ○主宰   
1 日に隠れ影支えたる白椿 佐藤満智子 幹  
1 藪椿散ってなだれの貯へに 熊谷ふみを ○美智子   
1 振舞はるお茶の茶柱木の芽風 新江たか 雅生    
1 南面窟へせめて届けよ梅の風 川上久美 けんじ  
1 明日なるや寒行の水漂漂と 佐藤満智子 宏枝  
1 神々の折り合いの春五所社 村松幹 ○ふみを  
1 鎌倉を包む山脈笑ひ初む 福島しげ子 満智子  
1 春雨の一日乾かず仏足石 川上久美 弘香  
1 日蓮様の禿頭恋の鳶の舞ふ 遠藤けんじ ふみを   
1 漲りて安国論寺芽立前 中島宏枝 紀子   
1 白椿白紙戻せぬ事のあり 村松幹 花梨